「肯定できる=天命を生きる」ようになってくると、天職が出て来ます。 

2020/12/22

なんてね。天命とは、生きがいの創造で、天職とは、仕事のやりがいと、載っていましたよ。なるほどと、納得する私がいます。

というのは、自己肯定感のある方は、私の身近にもおられます。もう、86歳になるFさんです。グループホームで単身暮らしです。

いつも笑顔で、とてもおしゃれです。年齢は、おじい様なのですが、真っ白いパンツと、真っ白いコートもお似合いです。

年を重ねていますので、両目が霞んで見えなくなりました。眼科に受診すると、両目とも白内障ですので、手術をしますか。「はい、お願いします」と、亀の子のスタッフが、同行受診で、手術も立ち会いました。点眼が大変なので、1週間ほど、病院に入院しました。退院後は、目も見えるようになり、自分のグループホームの後ろの畑に、高菜を植えました。道路側には、お花の苗を買ってきて、植えました。毎年の事ですが、お正月が近づくと、自分の玄関にミニの門松飾りを致します。時々、スタッフが電話も致します。

すると、「電話が壊れたので、電話は使わんよ」と、そこで、スタッフは、その理由を聞くために、呼んで来て、話を伺います。

「もしかして、歳を取ったから、耳が遠くなったかもしれないよ。」「そうだいなぁ。今度、耳鼻科に行って診るに。」の返事でした。「目は、よう見えるようになったけど、こまい字が見えんでな。」と、ちょうど事務所に老眼鏡の眼鏡があり、それをかけて見てもらうと、「なんと、よう見えるでな」と、じぁ。100均でもあるから、買ってきてあげますよ。「そりぁ。嬉しいなぁ」と。

本当に、彼を見ていると、天命を生きるとは、「真理に則った生き方をすると」本当に最善の環境が整えられるのだなぁと、感心してしまいます。

その逆の方も、おられます。本当に、不思議だなぁと、私は日々、感じさせて頂いています。私は、「もったいない」と、感じることもあります。「勿体」すなわち、「物の本来あるべき姿」がなくなるのを惜しみ、嘆く、我々の生活を支えている物への感謝が根底にあります。日本人って、本当に「言霊」だなぁと、凄く感じます。「おかげさま」も、素敵ですし、「いただきます」もいいよね。「ごちそうさまでした」もいいよね。私も、70代を迎えて、日本人の「ことば」って、本当に素敵だなぁって、日々実感しています。

孫達が、「ありがとう」「ありがとう」と、溢れるほど言ってくれますので、なんて、私は幸せなおばあちゃんでしょうと、思う私が居るのですよ。