昭和の頃育った私は、「清貧思想」「長者の万灯より貧者の一灯」「少欲知足」が何時もの身近にあった。

2020/09/09

当法人亀の子は、もう創設して、23年になる。その前の前身には、無認可共同作業所を1995年に開所していたので、もう、25年になる事になる。当時のメンバーは、戦前生まれのメンバーが大部分でしたので、そのメンバーからは、様々な事を「人として」学んで来たような気がする。そして、メンバーは、皆さん、とても、道徳的であり、生死、誕生については、とても、律儀で、知っている人があれば、いつも、溢れるほど、「香典」「お祝い」を包んでいた。私なんぞは、私の子供たちにも、「お年玉」だと言って、貰っていた。珍しいものがあると、プレゼントだと言って、花束だったり、スイカだったり、大きな魚だったりした。そんな、彼や彼女を連れて、島根県中を歩き回った。とっても、懐かしい。そして、彼や彼女達は、私に、様々な事を教えてくれた。「貧者の一灯」も、「一隅を照らす」も、「己を知れば百戦危うからず」も、「過去に感謝・未来に希望・現在は緊張の舞台」も、私は、そんな、彼たちから学んだ言葉を、受け継ぎ、今の平成生まれの子供たちに言って行かなければいけないかなぁと、強く感じています。何故かというと、平成生まれの子供さんたちは、昭和に育った私は、明治生まれの祖父、大正生まれの両親で育っていますので、みっちりと、この「清貧思想」があり、「金の亡者より、心を大切に」が身についていた。平成生まれの子供さんは、1950年~1953年、朝鮮戦争による特需景気・1995年~1957年神武景気(31ケ月)・1958年なべ底不況・1958年~1961年岩戸景気(42ケ月)・1964年東京オリンピック開催・この年、オリンピック景気(24ケ月)・1965年40年不況・1965年~1970年 いぞなぎ景気(57ケ月)・1973年、第一次石油ショック 1985年円高不況(この年の秋以降の急激な円高は一時不況をもたらす)・1986年~1990年平成景気、バブル経済・1997年~平成不況と、そして、令和の時代を迎えている。そして、このコロナ禍にあって、日本は、道徳が根底にあると言える。それは、親の背中を見て子どもは育つは、日本古来から続いている。道徳は、先ず家庭からだと言える。僧侶から聞いた。小さな子供の時から、①口答えをしてはいけない。②好き嫌いをなくしなさい。精一杯最善を尽くす。いつもニコニコと。③約束を守る、嘘をつかない。返事挨拶をする。「ありがとう」「ごめんなさい」「返事が良ければ仲睦まじ」だから、気づいた人から実践していく。この事は、他の国にはない事だ。日本型の精神だ。これから、世界に発信していくことだ。普遍的に通用するのは日本人だけだ。

さぁ。希望が湧いてきましたよ。

: