自粛の意味が、なかなか伝わりにくいのか、「国難」の緊張感も、なかなかなのか。

2020/04/21

いやはや、自粛の意味がなかなか伝わりにくい。日本の「民度」は、高いと思っていたのに、なかなか、日本では、強制力がないようだ。他の国では、非常事態宣言が発令されると、外出禁止となり、外に出た場合には、「罰金」が発生し、取り締まりがあるという。

何故、こうも、緊張感が麻痺しているのだろうか。と、私は思います。この武漢コロナウイルス感染は、目に見えない「悪魔」だと、思います。隙あらば、狙ってやろうとしたたかです。発生源は、お隣の中国の武漢市の研究所です。今、世界では、武漢市の研究所のどこなのかと、原因究明を捜索中です。そして、中国政府は、その発生期日を隠蔽しました。既に昨年の12月には、発生していたのに、隠蔽してしまったのです。もし、あの時期に、正しく、発表してくれていたならば、こんなに、世界中に広がることはなかったのです。日本国も、あの、クルーズ船が来た時に、正しく、緊急に危機管理体制が取れていたならば、そして、同時に、武漢市にチャーター機を飛ばした時に、中国との入国禁止をしていたならば、こんなことにはならなかったはずです。さすが、素早く対応された台湾は、お見事でした。如何に、日本人がぬるま湯につかった、お人よしなのか、「事なかれ主義なのか、」「チコちゃんに、ぼっとして生きてんじゃないぞ」と、叱られていましたのに、本気で叱られた思いがなかったのでしょうね。とても、残念なことです。「事なかれ主義」は、実は人災なのです。緊張感がないと、いい加減となり、誠意が欠落し、信頼もなくなってしまいます。

私も、今から、首相官邸ホームページに、意見を述べてみたいと思っています。

さてさて、今日の朝ドラ、「エール」に、気になる台詞が出ました。私がいつも使う言葉なのですよ。「運命は偶然より必然である。運命は性格の中にあるという言葉は決して等閑(とうかん)に生まれたものではない」等閑とは、「とうかん・なおざり」とは、物事の扱いをいい加減にすること、なのです。芥川龍之介の書物に出ています。松下幸之助も、この世に起こることは全て必然であると言っていますし、人間の意志が運命を変えることもあるということです。その後にも、こんな台詞が交わされます。

「夢をかなえる人は一握りで、後は人生に折り合いをつけて生きていくのよ。」私は、この台詞を聞きながら、あぁ。一人一人の人生は、みんなそうなんだよなぁ。と、しみじみとかみしめた所でした。