2020/03/09
今日は、春の兆しです。暖かな陽ざしがとても柔らかい感じです。蕗の薹も、ニョキニョキと、嬉しそうです。私は、昨日の事なのですが、NHKの「こころの時代」の番組を見て、凄いなぁと、感じました。安克昌先生が語った言葉に、「心のケアから品格ある社会へ」は、実は安先生の、目の前にある社会に対しての怒りからの言葉だったのではないかと。平成7年1月17日に発生した、淡路神戸大震災の未曾有の大災害に、人々は、打ちのめされ、とても苦しい日々を送った。その時に、心療内科の安克昌先生が存在していた。
心の傷を負い、「死んでしまいたい」の相談が、舞い込んでいた。その安克昌先生は、いつも、「僕は貴女に死んで欲しくないよ。」
「袖触れ合うのも多生の縁」って、「生きてていい」と、思える言葉を発していた。「そやそや。負けたらあかん。」「取り戻すことは出来ないけど」感動と敬意の念を新たにする。「凄いね。」「よく頑張ったね。」「生き残れた秘密はんなんだろうね。」
「自分の生き方から、自分を律することを問われている」それこそが、コミュニティの質ではないだろうか。立場、制度、人種を越えた、大きな課題だと思う。社会の「品格」に関わる問題だ。人としての覚悟、社会としての覚悟が問われているように思う。
凄い「こころの時代」を見て、今、現代起こっている新型コロナウイルス感染対策について、あぁ、25年前に発生したことなのに、今回の目の前の新型コロナウイルス感染対策についても、「心のケアから品格ある社会へ」は、一向に進んでいないと感じる私がいる。そこでネットで調べてみた。なるほどと、感心しましたので、載せてみます。危機管理体制の三つのアプローチとして、
①公衆衛生学的アプローチ ~A 蚊やハエの駆除ー危機管理 環境の改善
B 貧困や差別 民族の対立 構造的問題の存在
②予防的医学的アプローチ ~ テロリスト、ゲリラのグループ 日本国、日本人、日本の企業、関係国との連携~有効な対策を開発
③対処療法的アプローチ~テロをやっても無駄だと、被害極限を呈し、高度な抑止力を出す。
感染症は、大きな災害を想定した訓練を重ね合わせて、拡大させないだけの抑止力が国と社会に備わるよう にする。