2024/10/07
その絵本は帯に、「つらいとき、心細いとき、そっと寄り添ってくれるメッセージ絵本」と表記してあります。
「この森には、小さくて ふわふわの どうぶつがたくさん くらしています。夜になると
だれかに会いたくなって・・・今日もお月さまの下で、おしゃべりが はじまります。」ページを開くと、次々と、ふわふわの日本ウサギさんが出てきます。次のページにもふわふわの日本アナグマと本土狐さんです。次は、蝦夷ナキウサギさんです。次には男の子と本土オコジョです。次のページはふわふわの本土姫ネズミです。次のページは、男の子と、蝦夷シマリスさんです。次のページは、ふわふわの本土アカネズミと蝦夷シマリスさんです。お空にはお月様が輝いています。次のページは、上弦の月が輝いています。男の子とふわふわの本土狐です。お月さまも、膨らんで輝いています。ふわふわの日本リスと、本土狐さんです。さらに、お月様は膨らんで光が溢れています。ふわふわの日本リスの親子です。さらにお月様輝いています。男の子と、日本ヤマネです。真っ暗な闇にお月様は、輝いています。ふあふあの蝦夷モモンガと蝦夷シマリスです。何ページか開くと、満月の月が輝いています。三つ編みした女の子と、ふあふあのホンド狐さんです。十六夜月~立待月~居待月です。寝待月~更待月~下弦の月です。~月齢29~新月に行きます。だから新月をゼロとして、月の満ち欠けが描かれています。
私は、この絵本の月の満ち欠けを、見ながら、ふわふわの動物を通して、男の子と女の子たちの登場に、とても癒される思いがしました。そして、プレゼントしてくださった方からのメッセージもそえてありました。
『登美子さまに 何時も新しい風を伝えて頂き 心に響く音 ありがとうございます。優しい絵とお月様
楽しんで頂ければ幸いです。 洋子』と、したためてありました。本当に有難い事でした。感謝感謝です。
そこで、何で、こんな素敵な絵本が描けるのか興味深々です。乾さえこさんの事が知りたくなりました。
すると、どうも、幼少の頃は、怖がりで、泣き虫だけど、紙と鉛筆さえあれば、延々と絵を描いている子どもさんだったようです。3歳の頃に育児放棄されたリスの赤ちゃんを一匹引き取ったことがきっかけだったとか。子どもの頃はとにかく、気弱で泣き虫で友達もうまく作られなかったとか。さして、保育園の頃、お母さんのお里が島根県の大田市の山口町でした。のどかな山の中で暮らし、森や自然・動物に興味を持つようになった。だから、動物や自然をテーマにした絵の、原体験になっていたかもくれませんと。
凄いでしょ。その乾さえこさんは、私の山口町の方の、お孫さんだったようです。
なんか、素敵なことですね。私は、もう、感激して、幸せいっぱいになりました。