2024/07/22
早朝より、スッキリとした、三瓶山がとても爽やかです。当山の施食会が、10時から始まりです。どうも、梅雨明けしたようです。今日の瑞応寺の施食会は、いつもと違います。開山堂の廊下を修繕し、昔のトイレは、「ポットんトイレ」でしたので、蓋をして、タイル張りをそのままにし、その場所を、物置にしました。今までは廊下に本箱を並べていましたので、その本棚を、物置に納めました。そして、トイレは、水洗トイレにしたくて、本堂横に設置することが出来ました。そして、本堂と廊下をしっかりと固定して、本堂から直接に、開山堂に行くようにしました。そして、寺院方と、参拝者の下駄箱を玄関の両側に作りました。玄関フロアーを広くして、参拝者の帳場としました。
これで、法要時に雨が降っても大丈夫です。傘立ても、信楽焼の壺も準備出来ました。私と嫁も、二人揃って、施餓鬼法要にお参りも出来ました。
実は新型ロロナウイルス感染症が発症してからは、2020(令和2年)~は、感染症対策として、お斎(昼食)は、出さないこととなり、台所のお手伝いは無くなったのです。なので、私たちも本堂へ出て、お参り出来るようになりました。となると、もう、令和2年・令和3年・令和4年・令和5年・令和6年と、もう、5年も本堂で施餓鬼法要に遭っていることになります。
沢山のお寺さん達の、続経を耳にし、何とも、穏やかな心地いい心境にさせて貰えるのです。特に、施餓鬼法要ですので、施餓鬼棚が本堂の、仏壇と対面に置かれています。七夕短冊の飾りが、下げてあり、笹の葉も両側に飾られ、お供え物も山の物・海の物・野の物がお供えされます。霊膳も二つ供えてあります。洗い米と、水も準備され、お位牌も、真ん中に、三界万霊と、あり後、横にも、お位牌があります。方丈様は、施餓鬼供養の時には、おまじないの様な祈祷をします。そんな様子を見ながら、私は不思議な心持ちになります。
というのは、私が嫁に来た時が、昭和46年(1971年)ですので、それからは、ずっと、当山の法要を務めている訳です。わぁ。53年も継続しています。となると、この瑞応寺は、江戸時代末~明治から大正もそして、昭和も、昭和から平成も、そして令和も、継続して、お勤めをしている訳です。
明治元年が1868年ですので、156年の歳月が流れています。となると、
この施餓鬼法要を続けているということは、「継伝」していることにつながり、今、丁度、私たちが、バトンを受け取り、継承させて貰っているのかもしれない。いやはや、天地の計らいは凄いことだなぁと、感心するばかりです。