喜寿のお祝いの会&同窓会を開催しました。

2024/06/10

短歌です。

☆ 初夏です喜寿に集いし友の笑み いつの間にか還る十代の    の子等に    登美子

☆ 水無月に佐比賣に集いて齢重ね 産土に還る大田の子等よ

登美子

喜寿のお祝いの会ですので、全員が77才を迎えた訳です。団塊の世代ですので、戦後のベビーブームだった訳です。

クラスメートもそれぞれのクラスに50名は在籍です。大田中学校でしたので、7クラスも有りました。となると、1学年で、350名です。面白いことに、江戸時代の人口は、総人口は3.128万人でした。そして、明治維新頃(1868年)は、3.330万人でした。そして、終戦の時は、1945年(昭和20年)は、7.199万人でした。そして、1億人突破が、2010年(平成22年)12.800万人がピークでしたね。それがピークで、どうも推移として、2030年には、11.662万人と、推計されています。なので、今、盛んに人口減少となりますと、慌てているところです。

しかしです。何故人口が減少するのかと、言えば知れたことです。一極集中となり、「金だけ・今だけ・自分だけ」の利己主義者が大量に生産された結果だと言える。何故、「自分だけ・今だけ・金だけ」の日本人が増えたのだろうか。もともとの日本人は、「自分だけ・金だけ・今だけ」の人々は、嫌われていた。尾崎紅葉の「金色夜叉」でも、その台詞がおもしろい。

金権主義の時代の頃の事であったが、実は、今はその金権主義を越えている、いやはや、醜い世の中になってしまった。

「熱海の海岸散歩する 寛一お宮の二人連れ 夫に不足が出来たのかさもなきゃお金が欲しいのか」金に目が眩んでしまったのか。

実に、現代人も面白いです。だいたい日本人の中には、大金持ちの人は、ケチな人が多いのです。そして、自分に得になる事には、お金を出しますが、世のため人の為には、一銭もだしません。ケチな人が多くなりました。損得勘定ですぐに、そろばんを出します。私は、そのことを、日本人は、心の貧乏人が増えたのかなぁと、感じます。昭和の頃は、清貧思想と言って、仏教で「貧者の一灯」といい、金持ちの供える万灯よりも尊く、功徳があるとされ、真心の尊いことのたとえという。

今の政治家も、産業界も、口では、社会貢献活動をしていますと、豪語しておられますが、どうも、空論のようで、人徳性が見られません。私は思います。今の政治家も産業界も、日本人としての徳性を積まれると、自ずと、国民は胸襟を開きます。

今は国民は、しっかり閉じています。