2020/02/08
人間さま🧑は、摩訶不思議な生き物で御座います。この御歳まで生きさせていただいていると、1日たりとも、無駄ではなかったと言える、大切な時を過ごして来たことが証明できるのです。今日は、特にそう思える日になりました。と言うのは、私が二十歳の頃に出会った彼女と、共に、「茶道」を習い、初釜での出来事は、摩訶不思議な事でした。その彼女は、山の中からバスに乗って、それも着物を着て、大雪の中を出てこられました。私は、紺のシルクのスーツ姿で、そして、スエードのロングのコートを着て、おまけに、ロングのブーツ👢を履いて。今思えば、着物を着ていけばいいのに、全く、破廉恥な娘だった様です。そして、初釜では、大雪になってしまいました。そこで、お茶の先生に、「登美子さん!貴女は丁度、スーツだから、着物の彼女と、体形も同じみたいだから、交換して、大雪だから、早めに帰った方がいいですよ。」と言われ、大慌てで、全部、総入れ替わりして、私は彼女の着物を着て、車で帰ったのです。その、彼女と、本日も、こうして、お話をさせて頂くことができるのです。共に、娘の頃にお茶道の先生にお世話になったねぇと、懐かしくお話しする事も出来ます。その茶道の先生が、昨年の12月に、99才で亡くなられ、お悔みをことづけていました。その御返しを頂いたところです。その御会葬御礼の中に、心にしみる文章に、先生のお姿が浮かぶようでした。99才の生涯を終え安らかにこの世を去り天に召しました。“てふてふ ひらひら いらかをこえた”(山頭火) これからは父と一緒に天上から私達を見守ってくれることでしょう。暖かいお交わりをいただいたことを心より感謝いたします。有難うございました。皆様に神の恵みと愛が豊かでありますように。合掌です。