「摘まずおく 松虫草は 野の花よ 汀子 」

2024/04/22

大急ぎで、北の原に行きました。姫逃池周辺を一回りしてきました。姫逃池の辺りは、もう、素晴らしいです。新緑の緑が、もううっとりするほど、美しいです。姫逃池の湖面も、ジュンサイがびっしりです。菖蒲も青々と美しい。北の原の草原は、見事なほど、草が刈ってあります。草が刈ってない時には、翁草があるはずなのにと、きょろきょろしました。すると、カメラが設えてある所に、翁草が咲いていました。そして、もう一株ありました。

あぁ!!やっぱり有ったわね。「良かったです。逢えたね。」そして、その向こうに、石碑がありました。ふむふむ。なんて書いてあるの❔ 「摘まずおく松虫草は野の花よ 汀子」あれれ。いつから置いてあったのだろうと、調べてみました。すると、昭和63年7月とありました。高浜虚子のお孫さんだったようです。

そして、汀子さんは、奈良の吉野山と、三瓶山が好きだったようです。

なんか、素敵ですね。うふふ。もっと昔にも、柿本人麻呂さんの歌もあります。「きみがため浮き布池のひしつむとわがそめしそでぬれにけり」飛鳥時代です。斉明天皇6年~神亀元年・660~724年)ですよ。柿本人麻呂は、この石見ともご縁があり、斎藤茂吉さんの終焉の地が、いと面白いし、近くの波根町の渡邊氏の書物も面白いのです。我が国の人々のご縁は、古より繋がっており、より面白く、ヒストリーを感じる。