2024/02/21
そうなんです。この私この年を迎えて、結構多忙なのです!特に日曜日には、様々なイベントがありお出かけしています。19日も会合があり、その後、直ぐに温泉津の「ますや」さんの老舗旅館にお泊りしてきました。さすが石見銀山が栄えた港町の名残りがあります。特に直木賞を受賞の「しろがねの葉」千早茜の小説の主人公オウメさんを偲ぶようなのです。ますやさんに泊まったのですが、一番奥の「綿津見」のお部屋に泊りました。まるで、大きな蔵の中のような大広間です。そして、正面には大きな額です。100号位の「書」が掲げてあります。まぁ。見事な筆遣いです。「悟」と、書かれています。書家は、岸田大江さんです。書の大家です。
畳の間には、大きなベットが日本間風に敷いてあります。そして、その横には、一枚板のテーブルと、同じ木材で設えたゆったりとした椅子が置いてあります。そして、食事はその大きな一枚板のテーブルに日本料理が並べられます。もう、日本料理は器の演出が素晴らしいです。五色の紙に、雅なお料理が際立ちます。ゆっくりと、おしとやかに、味わいながら、いただくことが出来ます。「食は命」「食は生きること」と、「ありがとうございます」がぴったりです。どの料理も、とても、美味しく、作りての気持ちも、有難く幸せを感じます。本当に摩訶不思議です。午後の7時からの食事でしたが、とうとう、2時間を過ぎてしまい。ゆっくりと、会話を愉しみながらの食事でしたので、幸せの絶頂でした。そして、お風呂へと。温泉津温泉ですので、これまた、気持ちよくお湯に浸ることができました。うふふ。おしゃべりもたけなわでしたが、お布団に潜り込みました。またまたお布団の中に入ると、摩訶不思議や、こんこんと沸く泉の如く、深い眠りにつくことが出来ました。そして、翌朝も、まどろんでいると、あらら、もう、7時です。朝食を8時と、お願いしていましたので、本当に丁度、良かったです。
そして、朝食のお膳には、ますやの女将からの、メッセージです。お筆で書かれてあります。「古きに学び、古きに遊び、今を楽しむ 旅館ますや ご利用誠にありがとうございました。又のお越しをスタッフ一同心よりお待ち申し上げます。」と、認めてあれます。 もう、びっくりでした。
そして、旅館を後にして、椿窯に行きます。私が、コロナ前まで、「ふむふむ地蔵」を造っていたところです。
先に、陶芸作品を見せて貰いました。すると、私の先生、荒尾久美さんの、作品が、展示してあります。それも、大きな鉢に幾何学模様の彼女特有の作品です。そして、なんと、「銀賞」とあり、島根県知事の丸山達也と書いてあります。もう、びっくりでした。そして、最後に、幸いなことに、彼女がいたので、声を掛けました。
すると、彼女もびっくりです。先ず、彼女におめでとうございますと、称賛です。
私も、このコロナの期間、ずっとご無沙汰でしたので、とても感動したところです。
しかし、嬉しいものですね。彼女の素晴らしい作品が見られた事は、私にとって、望外な幸せの種になりました。
こうして、非日常体験も心を震わせますね。うふふ。私と一緒に泊った彼女にもお礼を申し上げます。