2024/01/24
昔々は、もっともっと、大雪でしたね。山口町に嫁に行ったのが、昭和46年5月でしたから、その年の3月に行ったのです。もう、大雪でしたので、超嬉しかったですね。山口町に行くまでの道も、まるで、雪のトンネルでしたね。私は、雪の中を大はしゃぎしていました。たぶん、1メートルは、とうに積もっていました。あの当時、長久町は、そこまでは積もっていないので、よっぽど興奮したのでしょうね。大きな雪だるまを作りました。(後からお話を伺うと、お寺にはお嫁さんが来られるそうな。あの雪だるまは、お嫁さんが作りなさったそうだ。)と、評判だったそうな。そして、面白いことに、私が長男を身ごもった時に、5月の誕生の予定日だったので、山口町の冬場をとても心配して、私は、冬場の雪の期間は、長久の里の家に行っていました。しかし、住めば都でしょうか、私は、雪が大好きでしたね。そして、明治生まれのおばあちゃんがいましたけど、いつもこんなことを言っていました。「登美子さん。あのな。大晦日やお正月は、大抵、大雪が積もるから、庭の掃除は選でもいいからね。楽だよ。」と、言っていました。「根雪と言ってな、いいことも有るけな」と。
しかししかし、です。いつ頃からでしょうか、お正月に雪が降らない、積もらない年を迎えるようになりました。
お正月には、お花立ての水が凍りますので、いつも水を入れずに、お花を入れていました。玄関だけは、お正月用のお花を活けていましたが、水盤の水が凍り、台所で溶かしていました。ここ最近は、そんなこともなく、お正月花を生けることが出来ています。