2024/01/09
実は、私もすっかり、「極楽とんぼ」でしたね。と言うのは、令和6年の年賀状を買い求め、せっせと新年の年賀を準備し、印刷をかけるばかりでした。すると、会長(私の亭主)が、「おいおい。お前さんや、お前さんの弟の重治さんは、令和5年の1月に亡くなっているよ。年賀の挨拶は、無いはずだよ。」「あっ。本当でした。」やれやれです。私も、すっかり、「極楽とんぼ」でした。「おいおい、姉さん!! 性根(しょうね)がないねぇ。」と、重治さんから、天上界からの「無言の一喝!!」が入りました。
今年は、新年明けてから、能登半島地震が発生し、続いて、羽田空港での航空機事故と、騒々しい非常事態が発生しています。 日本の国民は、他人事だと思わず「性根(しょうね)」を糺(ただ)す時が来たようです。
そうか、弟の重治さんが、よく言っていた言葉です。弟は何故、この言葉を、頻繁に発生していたのだろうかと、考えてみました。それは、弟の生きざまから、その「言葉」が発生していたのだと気づきました。実は、弟も幼少のころから、母親から、「あんちゃんは、我が家の宝物だ」と、言われて育ちました。とても、正義感の強い男子として成長し、元気な腕白大将として育ち、高校生の時は、応援団員となり、大学は東京農大の応援団長として、活躍しました。東京農大は、箱根駅伝に出場し、丁度、その時に、東京農大の応援団は、大根踊りをして声援をしていました。その大根おどりは、「青山ほとり」といい、今でも歌われています。そして、令和6年の箱根駅伝では、東京農大の選手が出場し、大根踊りが披露されたのです。そういえば、弟は、若かりし頃、ほんのつい最近まで、箱根駅伝をわざわざ東京まで出かけ、ずっと見学し応援していました。いやはや、摩訶不思議です。弟が、天上界から、声援を送っているように感じましたね。重治さんが何故、「性根」を繰り返していたのか、やっと、分かった気が致します。「性根」とは、「日本人の精神」「日本人の魂」「日本人の根っこ」です。どうも、今の日本人は、「今だけ・金だけ・自分だけ」に侵されてきました。和を以て貴しとなす・和を以て団結する精神が、実は本当の民主主義の本貫であるのに、欧米化に汚染されてしまっていたのです。今の日本人は、本当に見事に汚染されてしまいました。そのことを精神腐敗と言います。ニヒリズムですね。
現代人の名前を言います。竹中平蔵氏・堀江貴文氏も、その中に入るでしょう。この方たちは、メディアによく出られます。私はこの方達が出られた時は、何を言われるのか、その言葉をよく聞きます。すると、その言葉の中身の意味を、しっかり聞き分けします。お二人とも、とても雄弁ですが、中身が薄いことに、気づきます。そして、顔の表情は平坦で、誠実さが見られないのです。という事は、やまと魂がないのです。皆様方も、そこのところを見分けてみていただければ、化けの皮が剝がれるはずです。
「黄金の奴隷になるな!!」「企業は利己ではなく利他だ!!」
だから、これからの、日本人は強(したた)かで賢い日本人が増えることですね。
そう思うと、重治さんの「無言の一喝!!」は、私にとって、目が覚める箴言(しんげん)・進言かもしれません。