東條英利と学日本の教養(お正月)

2023/12/29

私は、東條英利と言う、人物を知ることとなった。昭和47年生まれ埼玉県出身の方です。第40代内閣総理大臣 東条英機の直系の曾孫に当たるという。幼少期から「東条英機の曾孫」としてのアイデンティティに苦しみ、高校・大学時代には自由主義に傾倒。自分は生まれてよかったのか?と自身の存在コンプレックスに苦悩する青年期を送る。大学卒業後は、東証一部上場大手カタログ通販会社に9年間勤務。うち4年間を香港にて海外駐在員として過ごす。海外駐在を機に、自身の存在コンプレックスに則した教養力の再生が真のグローバリズムに求められるとして、日本人の伝統・文化に対する理解向上の機会作りに奔走。2008年には、全国の神社を気軽に検索できる神社データベース・サイト「神社人」を起案。以来、4000社以上の神社を巡り、情報を収集。

2013年には、日本人の基礎教養力向上を目的に一般社団法人国際教養振興協会を設立。東京・大阪・名古屋を中心に月例の研究会を主宰しながら、年末にはしめ縄プロジェクト(正月の意味を学び・国産稲わらで作るしめ縄づくり)を全国各地の小学校や神社、また海外でも展開。そこで、今日の質問です。

1、お正月は、いつからいつまで❔答えは、1月1~31日(1ケ月)それは、「お正『日』」でも、「お正「お週』」でもなく、「お正『月』」だからです。漢字の通り、月のことを指しています。

2、初詣、何万人行くのでしょうか?答えは、神さまをお迎えするためです。

初詣の人出は、2008年時点で、9818万人です。2009年時点では、9939万人です。

これだけの人数が初詣に行くというのは、海外からすると、「異様」に映るようです。例えば、約20億人の教徒がいるイスラム教最大の宗教行事「メッカの大巡礼」でさえ、集まる教徒数は約200万人です。じつは初詣は「世界最大の宗教行事」ともいわれています。

お正月飾りは、「年神さま」という神さまをお迎えするためのものです。年神さまとは、神道の神さまの一つで、一般的には「稲の実り」を示す「穀物・農耕の神さま」とされています。かって日本は、国民の大半が農民の農業大国でした。このため、こうした農業にまつわる神さまはじつに多く、その存在は極めて重要なものでした。そんな年神さまを、私たちの自宅へ招き入れるために、さまざまな準備をするのです。

お正月文化から見えてくる日本人らしさの原点、海外から比べて日本の何がユニークなのか?と考えた時に、その答えは「日本にしかないもの」から見えてきます。そこに「日本人の原点」を見つけられるのではないか。

◎なぜ日本人は世界でもまれにみる高い道徳観を持っているか?

◎なぜ日本はこれほどユニークな文化を築くことができたのか?

◎何故日本は「現存する世界最古の国」として長く繁栄できているのか?