残暑厳しい日々が続きますね。

2023/08/28

朝、目が覚めると、必ずや、私はカーテンを開けます。雨が降ろうが、雪が降ろうが、365日開けます。勿論、留守をするときは開きませんね。そして、目の前の三瓶山に合掌です。雨の日や雪の日は、カーテンを開けても、三瓶山は見えません。私は、三瓶山が見えても、見えなくても、合掌します。うふふ。不思議と心が落ち着き、さぁ。今日も頑張ろうと、元気が湧いてくるのです。本当に摩訶不思議なのです。今朝も、三瓶山の頂上に白い雲が架かって、素敵なのです。そして、手前の我が家の庭には、百日紅(サルスベリ)の紅白の花が見事に咲き誇っています。そこで、とんと昔を思い出します。それは、本堂を再建築して、田んぼだったところを、駐車場にします。砂利を敷き詰め、そして、何年かして、アスファルトに舗装工事しました。その舗装工事をする前に、花壇を作ります。その花壇に、百日紅の苗を6本、植え付けしました。その植え付けに、私のお里の父親と、叔父に、植えてもらったのです。もう。38年も前のことでした。父親は66歳の頃で、叔父は60歳の時のことでした。

と、日々を重ねると、一日一日は、とても大切な日々だなぁと、気づきます。私は、歳を重ねてきたからこそ、見えてきているのかもしれません。実は、我が家の庭の木々にも、物語りがあるのです。とんと昔に、昔の玄関に、鉢植えの五葉の松が盆栽としてあったのです。その盆栽の鉢が壊れて、庭に、その五葉の松を植えました。その五葉の松というのは、先代の浩道方丈様が、求めたものでした。先代方丈は、戦後の当山を救ってくれた、とても当山にとって、大切な恩人の方丈様でした。錦木もですし、月桂樹もそうです。そう思うと、我が家の庭木も、みんなみんな、それぞれの物語りがあります。そうなんですよ。ご近所の信心深い方は、自分の所の、凌霄花(ノウゼンカズラ)の苗木を持ってきて、それを植えて、毎日毎日、水やりにおいでになっていました。それが、今では、見事に、花をつけて、愉しませてもらえています。有難いことです。

そして、この里山だからこそ、四季折々の花々を楽しむことが出来ます。

昨日も、仙人草と、葛の花を、活けてみました。その前にも、秋の気配がしますとして、エノコログサ(狗尾草)・ツユクサ(露草)・カヤツリグサ・ツルボ・オヤマボクチ・シロヤマ菊・高砂百合・水引草・ゲンノショウコと、次々と楽しませてくれます。これからは、お彼岸が来るから、彼岸花ですね!曼珠沙華ですね。

うふふ。季節は待ったなしで、やってきますね。