生きているだけで立派です。

2023/08/10

実はこの「生きているだけで立派です。」は、SSTの高森信子先生からのメッセージでしたね。その高森信子先生から、今年の年賀状に同じようなことがしたためてありました。それは、暮れのNHKのテレビで、病と闘うアントニオ猪木氏が書かれた、色紙の中の言葉に感動しました。その色紙には、「花が咲こうと咲くまいと、生きていることが花なんだ」と、書いてあったのです。私はその年賀状を見て、先生凄いと、思いました。というのは、先生の「生きているだけで立派です。」と、同意語だからです。なんか、素敵だと思いませんか。その後の先生の言葉が、またまた素敵なのです。「気負いたたず、背伸びせず、素直に現在位置に合わせた自然流で、今年も生きていこうと思っています。その先生は、この2月で90歳になります。自分でもびっくり!! と。書いてありました。

私は、思います。「生きているだけで立派です。」も「花が咲こうが咲くまいと、生きていることが花なんだ」も、如実知見だからです。そして、人民は大御宝(おおみたから)だからです。ものごとをありのままに、事実を事実として、ものごとの真相を正しく見極めること。人間は、あれこれ考え悩みます。「あ~でもない。こ~でもない。」と。私は、そんな時いつも、「随所に主となれば立処皆真なり」と、己を見つめます。~自分の置かれた場所で一生懸命努力すれば、そこに真の生きがいが見いだせるという意味なのです。

しかし、人間は、なかなかその本当の意味が分からないのです。私は、山野草が好きですので、いつも、楚々と咲いている山野草を生けます。でも、山野草は山深いところに咲きます。でも、人間のように、「見てみてと、アピール」はしません。只咲いているだけです。実は、「生きているだけで立派です。」も、「花が咲こうと咲くまいと、生きていることが花なんだ」と、同じなのです。

人間は、とかく、「美しいか、醜いか」「いいか、悪いか」と、比べたがるのです。今の世界の人たちも、そんな人がいますね。特に、外国人の方たちは、唯物論者が多いですね。私は、このコロナ過の中で、厭というほど、日本人にもそんな方たちが増えたなぁと、びっくりです。

私は、そんな時、いつも、「みんなちがってみんないい」っていいます。