2023/05/18
なので、私は思い切って、京都に出かけました。出雲市駅から、「やくも」特急にのり伯備線にて、岡山に、岡山から新幹線にて、京都へです。列車では本当に久しぶりでした。列車の旅もいいものですね。岡山駅で、岡山名物の祭り寿司を求め、新幹線に乗ってから、車内でお弁当を食べます。桃の形をした桃色の弁当の中に、お寿司が入っています。伯備線は、どうしても揺ら揺らと揺れますが、新幹線は、静かに滑るように走ります。あっという間に京都に着きました。京都駅からタクシーに乗り込み、京都の北山・宝ケ池のザ・プリンス・京都宝ケ池、オートグラフコレクションに直行です。
賀茂川沿いを走ります。賀茂川の川の流れが見えますし、川べりの桟敷が川面に出張っています。うふふ。三味線の音色が聞こえて聞こえてくるようなたたずまいにホッとします。そして、青いお空が広く見えます。あぁ。そうか。ここは京都だったのだ。環境条例で建物高さの規定があったのだ。街路樹も緑の葉っぱが伸び伸びとしている。太陽が当たり樹木も元気いっぱいの様子に、「いいなぁ」と、幸せを感じる。高村幸太郎の詩が過(よぎ)る。智恵子抄の中に、安達太良山(あだたら山)の山の上毎日出ている青い空が智恵子の本当の空だといふ。あどけない空の話である。(昭和3年の5月)~この話は東京にいた時の事です。
なんか、安堵しますね。我が家の田舎と一緒だなと、感じましたね。途中で、歌舞伎座の南座を通過します。そして、ホテルに到着です。そのホテルも、都会の喧騒とは、まるで違います。癒しの空間にいるようです。もみじの里の中に包まれているようです。
先に着物をホテルに送っていましたので、お部屋に入ると、ちゃんと着物が衣こうにかけてあり、ほっとしたところです。次の日に、着物を着て、表千家同門会の喜寿のお祝いの会に出席なのです。
こんなことは、わたくしの人生で初めてのことなのです。本当にありがたいことなのです。
お陰様で、無事に着物を着て出席することが出来たのです。