2022/12/21
人は「運命=制限の効用」の中でこそ、自在になれる。私は、実は若い頃に、自在に生きることは、「禅定」にあると、知っていました。私流に言うと、私は若い頃は、天衣無縫で、外の世界がとても気になって、何でもかでも、知って、見て、やってと、自由に羽ばたいていた。しかし、嫁に行ってからは、それは、無理だという事に気づいた。ならば、どうしようかと、勉強した。その時に、この禅定に当たった。
人間に例えれば、私は今まで、外の世界を羽ばたいていた。嫁に来てからは、私の内面の中で自由になろう。私自身は変わらないことに気づいた。それが、座禅することであり、内面を磨くことにもつながった。
とても、楽になった気がした。
①勝手気ままと自在の違い。~水を得た魚になれる。
◎人は生まれながらに自由ではなく、折り合いをつけながら自由を手に入れて行く。それが自在である。
実は、昔から囲炉裏端で、自在鉤を使って、鍋や、釜や、やかんなどをつり下げて、自由に調節して、囲炉裏端で、食事をしていた。
②◎私たちの本質はホメオスタシスのエネルギー(体の中の変化や外部環境の変化に影響されずに、生体のエネルギー状態が一定に保たれている性質を持っています。)
だから、環境との「関係」が重要です。どんな組み合わせがいいか実験も必要です。
③◎私たちは「自分」を知らない、環境との関係も知らない「違和感」に気づくことが自在な生き方への第一歩です。
④ 私たちの一番身近な環境は「自分」~自分という環境(状態)と、どう付き合うか?
今朝も、メンバーから問い合わせがありました。
それは、私が発言した「言葉」に、反応して、自分が落ち込んだという事です。
さてさて、どういうことかと、尋ねました。それは、そのメンバーさんは、70才を過ぎています。
私は、今まで、生きて来られて、よく頑張っておられますねと、労います。その労いの言葉の中に、「よく頑張られていますね」と、言った後に、メンバーの方は、そのまま労いに取られず、「不満を言われます」「本当にしゅわいです。」と、そこで、私が「それは、もったいないことですね」と、返します。
その「もったいない事ですね」に、反応されたようで、そのメンバーさんは、やっぱり自分はダメ人間だ。と、落ち込んだとのことです。さてさて、何故こんなことが起こるのでしょうか?ここで、勝手気ままと、自在の違いだと言えます。なので、今日は、ゆっくりと、説明しました。70才を今生きてて、自分は、よくぞ頑張って生きていると思いませんか。なのに、「本当にしゅわいです。」は、何だろう。折角、自分でも頑張って生きているのに、何故、「本当にしゅわいです。」を言わないといけないのでしょう。他人から、折角、労って貰っているのに、「ありがとうございます。」と、言えないのでしょう。自分自身で自分もよく頑張って生きているのにです。この状況は、他人の目を意識しています。何故、他人の評価を気にするのでしょう。それも、折角、他人に評価してもらっているのにです。この現象は、自己肯定感の無い人ですね。そこで、私は、たぶん「もったいない」と、発言したのだと思います。
実は、自虐史観の方も、こんな方がいらっしゃいます。
そこで、私は、その彼女に、もっともっと、頑張っている自分を自らが「褒めてやってね。」と、お話したところです。すると、彼女は、分かったようで、「はい。分かりました。ありがとうございました。」と、電話を切られました。