「野田あすかピアノコンサート」に行ってきました。

2022/08/23

日曜日の午後2時からの開演でした。大田市民会館の大ホールでした。と言うのは、このコンサートの後援団体として明記していました。それは、ソロプチミスト大田としてです。

野田あすかさんは、広汎性発達障害ですが、現代の用語では、「自閉症スペクトラム障害」という事です。どんな障害かと言うと、「自分(の世界)と他人(の世界)の境界がはっきりしない」のです。だから、相手の事情を勘案したり、気持ちを忖度したりするのが苦手です。人とのコミュニケーションがうまく取れません。

あすかさんは、沢山の苦難を過ごして、20歳の時に、やっと発達障害という診断が確定されました。自ら「障害手帳が欲しい」といい、障害を受け入れることが出来たのです。そして、「ありのままでいい」と言う「気づき」ができました。「気づく」ことにより、脳や心に、最も大切なことだったのだと気づかれました。

今回のコンサートの曲も、野田あすかさんの自作曲なのです。

彼女は宮崎県生まれですので、宮崎の高千穂の神話のふる里に因んだ、ココロのふるさとも自作曲を披露されました。丁度、4年前に、松江でリサイタルが有ったので、出雲大社に参拝し、神の領域を感じたと、お話されました。なので、彼女のピアノの調べは、もう。天上から天使が舞い降りたように、奏でられる音は、それはそれは、私の魂に響くものがありました。

彼女のトークの中には、辛い過去のことも、さらりと伝えられます。「私は、鍵のかかるお部屋にいたのです。」と、後から調べて見ると、入院中に二階から飛び降りて、足が不自由になられたようでした。だから、車いすでの入場でしたからね。

ちゃんと、アンコール曲の「明日に向かって」を弾いてくれました。そしてそして、車いすが迎えに来てくれましたのに、それを追い返して、即興の曲を、またまた、披露してくれました。そして、やっと、車いすに乗って、最後の最後まで、別れを惜しむことが出来ました。 凄いなぁと感心しました。この時こそ、野田あすかさんと、観客が一体になったなぁと、感じました。

人間は、やっぱり、素晴らしいですね。