今年のお盆は、「精霊馬」を作って、玄関にお花と一緒に飾りました。

2022/08/16

茄子は牛に見立てて、胡瓜は馬に見立てて、作りました。とんと昔を思い出しました。と言うのは、「禅の友」8月号を見た時に、私のお里では、庭先に精霊棚を作って、笹竹を四方に巡らし、収穫したスイカやトウモロコシをお供えし、霊前をお供えし、その隣に、茄子と胡瓜の馬を作っていました。ご先祖さまが来るときは、足が早い馬に乗り、帰る時には牛に乗ってのんびり帰るように、またお供物をたくさん乗せられるように、という思いが込められています。我が家はお寺ですので、このお盆期間中は、「棚経」といって、お檀家さんや、同じ町の一軒一軒を、我が家は住職の方丈様と、副住職の方丈様と、大学生の孫が帰りましたので、小僧さんとで、三人が「棚経」でお経を読んで歩きました。

我が家から、黒い改良衣を着て出かけます。孫も元気よく、「行ってきます」と言って出掛けます。

その姿を見て、私は、心なしか嬉しくなります。ごく自然と、ご先祖様たちへの感謝が募ります。有難いことだなぁと、しみじみと感慨深くなります。実は、このお盆さんも、コロナ禍でしたので、家で留守番するお寺の奥様は、案外と暇を持て余すことが、あるのです。と言うのが、コロナ禍の前は、お檀家さま達がお参りされ、お茶出しの接待が結構忙しかったのです。このコロナ禍では、チラホラですので、案外、私はゆっくりさせてもらえるのです。

我が家の方丈様は、色々なものを頂いて帰られるます。このお盆さんに、冷凍のモズクと、イカを貰って帰りました。

私は早速に、モズクを解凍し、我が家の胡瓜を入れた、モズクの酢の物を作りました。とても美味しく出来ました。お隣の孫達にと、一鉢、お裾分けです。すると、孫達は、「おばあちゃん。ごめんね。僕たちもパパもママも、食べないから。」と、丁寧にお断りされてしまいました。アレレ。困ったなと、頭を抱えていると、我が家の方丈様は、「明日、亀の子に持って行ってやるから、入れ物に入れておいてくれ。」と、助け舟です。有難いですね。こうやって作っても、食べてもらえる所があることは、幸せなことなのだなぁと、気づいたところです。