お早うございます。「人生100年時代」という言葉に、貴女はどう反応しますか。

2022/05/25

面白い記事を見つけました。臨床心理学者の故・河合隼雄先生です。高野山医療ホーラム「生と死が手を繋ぐには」に登壇された際に、こんなお話をされました。彼が子供の頃は、人生50年と言われていたので、50歳まで生きることを目指していた。ところが、50歳になって見ると、平均寿命は80歳になっていた。これは手放しで喜べることなのでしょうか?と。これは、500m走と聞いて必死にゴールを目指して走っていたのに、ようやく500m地点に辿り着いた途端、「すみません、今年から800mになりました。」と言われているようなものではないかと。ただし、付け加えるて、もしその500mの過程が穏やかで楽しいものであれば伸びることは好ましいことだけど、苦しみばかりがあるのならただ伸びても仕方ない。大切なのは、命の長さではなくて、人生の質ではないかと、お話をされたとか。また、先生は、臨床時に、がん患者さんと接する中で、人生で後悔することを尋ねると、多くの人は「もっと自分を大切に生きればよかった」と言われるとか。そしてもし、命が永遠なら・・・というと多くの人は永遠は長い、100年だったり、200年だったら?と、尋ねてみると、「もっといろいろなことを、スローダウンしてゆったり過ごしたい」とか、「もっとたくさん寝る」とか言った答えが返って来たとか。

これからは、他人の評価ばかりでなく、リラックスしたり、休息したり、美しい自然と触れ合ったり、究極の価値と定めて自分自身の時間を大切にする。人生がのびた分、もう一度、自分自身を振り返り、よくぞ、ここまで生きて来たもんだと、自分自身の価値観の再構築する時かも知れませんね。うふふ。摩訶不思議な私達は、一人一人が内なる智慧が宿っているのですよ。なんか、嬉しくなりますね。