お早うございます。

2019/12/09

今朝は、ここ北三瓶の境木の温度計が一℃でした。寒くなりました。亀の子に到着し、朝の全体朝礼です。昨日の「ふれあいフェスティバル大田」にて、活動発表があり、亀の子もドラムをしました。工房のメンバーも5~6人が出場しました。メンバーも「緊張した」との発言がありましたが。しかし、「楽しかった」と、発言してくれました。

そうですね。私も見ている側でしたが、メンバーの緊張感が見えます。しかしです。ひのき舞台に上がった、メンバーは、黄色いTシャツを着て演奏していますので、アフリカのジャンベ太鼓が一斉になりだします。最初の掛け声もアフリカ語です。(mさんの声が響きます)一斉に、メンバーは、ノリノリで演奏に入って行きます。メンバーは、ノリノリで輝いて堂々と楽しんでいます。すると、二人の踊り手が出てきます。腰に、布を巻いています。この二人も、ノリノリで踊りだしました。あひゃ。いいものですね。あぁ。人は、みんなみんな、ひのき舞台に立つと、成長しますね。舞台の人と、見ている側との一体感が生まれます。 私は、いつも思うのですが、心を動かすことは、本当に大事だなぁと、つくづく感じます。

記念講演では、「障害のある人の雇用の可能性と課題」として、講師は野沢和弘氏(一般社団スローコミュニケーション代表植草学園大学客員教授)でした。ご自身も障害のお子さんをお持ちで、毎日新聞入社し、東京社会部でいじめ、引きこもり、薬害エイズ、児童虐待、障がい者虐待問題などに取り組まれ、社会保障審議会障がい者部会委員、内閣府障害者政策委員会委員等々取り組まれておられ、日本の障害者の変遷も話され、その昔は戦後の余裕のなかった時代から、今日の年齢構成も大きく変わり、日本は、世界一位の長寿国となってきた。だから、「100年時代」と、言われるようになった。昔の、大家族から、核家族となり、小さい家族となった。昔は、家族で看ようだったが、社会の中で看ようという時代に変わった。東京大学非常勤講師をしていたので、中途障害で、体が動かず、話が出来ず、意思表示は、目の瞼で、発言するという方をとって、東大生と、ゼミを開いた時の話をしてくれました。その時の、東大生の質問が、「僕の目的は、東大に受験して受かることが、目的だった。僕は、今後、何をするべきか、迷っている。」と、その、中途障害の方に質問した。すると、その方は、瞼を輝かせて、「君の心は、動いているかね?」と、答えが返った。その東大生は、どこの就職先も、すべて断り、福祉の施設へ就職して行った。その時に、時代は、大きく変わってきたことを感じた。今からの時代は、「学歴社会ではないぞ。」「人生とは。」「なぜ生きるのか」「心が動いているのか。」そして、その中途障害の方は、「僕の心は、自由で、いつも心がワクワクしています。」と、命の輝きを感じました。令和の時代の、人間観、社会観が、変わっていく時代だなぁと感じましたね。

世の中は、法律が変わったからと言っても、ゆっくりと変わる。未来を変えることが出来るのは、子供達だ。今の我々は、人材、人財、人才を残していくことだ。まだまだ、素敵なお話が聴けました。私は、少し興奮したようです。新しい時代を感じる素晴らしい方に出会えて、本当にラッキーでした。