春うららの日々が来ています。

2022/03/29

私たち日本人は、とんと昔から、桜の花が待ち遠しかったり、うぐいすの初音を楽しんだり、フキノトウが出たでたと、ワクワクしたり、土筆の坊やがでると、喜んだり、もう少しすると、枯れ木に芽が膨らんで来ると、山笑う季節の到来だと、喜んだりします。桜前線が到来が、今年は、早いとか、おそいとか、喜びあいます。

特に、この弥生の3月は、悲喜こもごもです。卒業式、卒園式と、お別れの時を迎えます。実は、そんな日本人の姿の原形は、どうも、平安時代からのようです。

日本人はお正月を迎えて、七草がゆを正月の七日に炊きますね。

百人一首の中の、一首に「君がため春の野に出でて 若菜なつむ我が衣手に

雪はふりつつ」光考天皇です。そして、「枕草子」清少納言の春はあけぼの。も有りますね。『やうやうしろくなり行く、山ぎわはすこしあかりて、むらさきだちたる雲の ほそくたなびきたる。』

私たち日本人は、本当に遥か昔から、この情景を、ずっと、ずっと、待ち遠しい春を待ち焦がれて来たのです。うふふ。1000年も昔からです。

なんか、素晴らしい国だと思いませんか。

どうも、そんな素敵な国は、この地球の中で、見渡すと、他の国の方達とは、どうも違うような気がしませんか。お隣の中国にしても、韓国にしても、北朝鮮にしても、アメリカにしても、イギリスにしても、フランスにしても、イタリアにしても、ドイツにしても、そして、ウクライナとロシアにしても、日本人のこの情感は、持ち備えていない。

と言うのは、「日本人が気付かない世界一素晴らしい国・日本」の書物を書いた、ケビン・Mドーク(1960年アメリカ生まれ。高校時代に日本に留学。日本の近代史やナショナリズムを研究。現在はアメリカのジョージダウン大学教授)の書物を私は、持っていたのだ。本箱を整理してたら出て来た。

興味深いところを紹介します。

日本人の道徳を意識して伝えなければならない時代ですと。

日本人は以前から、宗教という形式的な思想がなくても心を保つことが出来た。それが不思議ですと。「元寇は別としても、他国から侵略を受けないで2000年間、この地で続いてきて、一つの社会としてまとまっている。ある意味では、最適な社会を長い年月をかけて、みんながつくり上げてきた。だから、自然の道徳が世代を超えて伝わっていくのではないか。確かに2000年もの間、一つにまとまって続いたという国は、世界の中では、ほとんど例がないだろう。では、日本人の道徳は何をもとにしているのでしょうか。16世紀に来日した宣教師のフランシスコ・ザビエルは、「世界中で日本人ほど正しい生活をしている人間はいなかった。」と言っています。日本人は侍から商人まで、「潔さ」「嘘をつかない」「人に恥じない行為」などの道徳を身につけていた。親から教わったり、家庭で躾がなされているということがかかわっていてると思います。では、その根源となるものは何か。

日本人は、自分を見ている目というものを意識している感じがすると。では、「自分を見ている目への意識」は自然に湧きあがるのか、教育されて生じるのか、再度の質問に、「儒教的な要素が多いのではないか」「天知る、地知る、君知る、われ知る、」という四知の教えというものがある。自分の行いを四つの目が見ているのである。しかし、儒教が強い国の韓国では、全くそんな感覚はない。という事は、日本人が、日本流に変えたのである。日本的に儒教を引き受けたことになるのです。うふふ。実は、私も、勇気100倍になったのです。

私は、いつも、この言葉を使います。「天知る・地知る・己知る」と、短く使います。だから、命の尊厳の時も、この「天知る・地知る・己知る」を使いますね。

さぁ。命の根っこを貴女は自分で大事にしていますか。と。