2022/02/21
太古からの日本人の自己肯定感~「水島広子こころの健康クリニック」
水島先生の著書の中で、最終的に人は、あらゆるものをリスペクト(ありのままの相手に敬意をもつ、尊重する。尊敬=誰かと比べて秀(ひい)でている人を敬う気持ちとは違う。「ありのままの相手」がポイントで、尊敬ではなく「敬意」「尊重」がキーワードです。)することができます。それは、今この地球に生きていること全体を恵みとして受け取るということ。そうすれば、自分がここに生きていることが素晴らしい奇跡のように感じられるでしょう。そんな心境に達することが出来た時、私達の自己肯定感は限りなく高まっていると言えます。
太古の我が先人たちは自然の中のすべての「生きとし生けるもの」を神の「分け命」と見て「リスペクト」した。その大自然の中で生かされている事への感謝から、毎朝、朝日を拝み、食事の際には植物や魚の命を「いただきます」と手を合わせる。そういう万物への限りなき共感と感謝の中で、我々日本人の自己肯定感は育まれてきたのである。
この太古からの自己肯定感を思い出せば、それはそのまま21世紀のグローバル社会に活躍する国際派日本人を最も深いところで支える「根っこ」となります。と、伊勢雅臣先生は、言って下さいます。
北京オリンピックが終わりましたね。何とメダル獲得数が史上最多です。18個ももらったのですよ。それも、10代の日本人アスリート達13名もです。
どうも、自虐史観が薄くなり、選手達の、自己肯定感が増した証拠かもしれない。
自分らしくのびのびと、他人ともよい関係を保ちながら、試合をしている状況は、素晴らしいものがあった。特に、カーリングでは、試合中は、「いいよね。」「そうだよー」「それもいいよね」と、常に声掛けあい、笑顔が溢れている。見てても、気持ちいいものだった。涙あり、笑顔あり、カーリングでは、思いがけずの、まさかのハプニングは、超ラッキーな番狂わせがあった。とうとう、最後には、決勝戦では、敗けてしまったが、「銀メダル」には、驚きだった。羽生結弦の「王様のジャンプ」は、成功しなかったが、果敢に挑戦する姿は、圧巻だった。本当に、日本人の漲る熱いパワァーには、感動ものだった。本当に、「ありがとうございました。」だった。誇りに思える日本人ばかり、大いなる感謝が沸き起こった。