天地の恵みを知る。ご馳走さまということ。

2021/09/06

「ご馳走さま」って、どういうことか知っていますか?

沢山の人が走り回って下さったから、ごはんもおかずも出来たという事です。

お母さまが市場に買い物に行ってくださったことも、農家のおじさんおばさんが、お米や、野菜を作って下さったことも、遠い海から漁師さんが「さかな」をとってきてくださったことも、みんなみんな、「ご馳走さま」と、いうことばの中に、こもっているのです。そのお礼の気持ちをいっぱい込めて、「ご馳走さま」と言うのです。

毎日毎日、どんなに大勢の人達の力が私達のいただくものの中に入っているか、よく考えてみることにしましょう。そうすると、「ご馳走」と、言うことが、沢山の人が走り回って下さったことにお礼を言うことだとわかるでしょう。うふふ。好き嫌いを言わないで、何でもありがたい、沢山の力のこもった食べ物だと思っておいしくいただくようになるでしょう。

うふふ。とんと昔を思い出しました。明治生まれの大祖母は、私が、ちょっと珍しいものを作ると、「まぁ。有難いねぇ。これは、初めて食べるからね。」「初物を食べると、長生きするね。」「まぁ。まぁ。お盆とお正月がいっぺんに来たようだね。」「有難いねぇ。めんたし。めんたし。」と、合掌していましたね。

日本人って、本当に、素敵だなぁって、思いますね。今回は、東京2020オリンピック・パラリンピックが、このコロナ禍で開催されました。オリンピックが開催するにあたっては、開催するまでにも、七転八倒ありましたね。いよいよ、開催に当たっては、無観客での開催でした。本当に、逆境の中での開催でした。しかし、日本人は、この逆境の中を、とうとう開催に踏み込みました。しかし、私は思いましたよ。

世界中で、我が国日本だから、開催できたと思います。日本人は、人々は、この逆境を乗り越える、ご先祖からのDNAの遺伝子を持ち備えていました。秩序正しく、コロナ感染対策の「三密」を守り、マスク着用をし、「和を以て貴しとなす」の協力、協調精神があり、調和の精神を心得ていました。だから、開催地では、暴動やストライキや、邪魔をする輩は、おらず、治安体制もバッチリでした。このことは、我が国日本だから可能だったのではないだろうか。私が思うには、外国から来た方々は、この調和のとれた日本を見て、きっと、驚かれたことと思う。まさに、「平和の祭典」の本来の意味が理解できたのではなかろうか。

私は、思いました。この素晴らしい国民は、いくら、「お金を積んでも」買えない、「宝物」だという事を、世界に披露したことにになると確信しています。日本国、お疲れさまでした。