2019/11/29
そして、今朝の三瓶山は、初冠雪かと思いきや、頂は初霜です。これもまた素敵です。思わず、写真を撮ります。
さてさて、今日は、ふぁみりーわーくに行く日なのですが、午後から、「あすてらす」に『禅をきく会」に行きますので、工房へ来ています。すると、嬉しいことに、工房のメンバーも何人か一緒に行ってくれることになりました。一緒に行きましょうとのことです。有難いですね。私だけが聴くのは、もったいないのです。実は、今日の講師は、私の、最も尊敬する方なのです。私は、若い頃から、「人の命の使い方」に、とても関心がありました。もう、20年も前のことです。我が家の春の大般若法要の時でした。龍昌寺の斎藤道親方丈さまから「すずやかに生きる」青山俊董の、書物をいただきました。その翌日には、東京出張がありましたので、その本をもって、「出雲号」の寝台列車に乗り、その「本」には、薫香が焚かれていましたので、その香りに包まれて、むさぼるように読みました。その時の感動が今も思い起こされます。あぁ。こんな方が、我が家の曹洞宗の尼僧さまなのだ。凄い方だなぁと、羨望の眼差しでした。その龍昌寺の方丈様は、私に、「同じ駒澤大学の同窓生でな。あの青山君は、仏教科で、俺は、国文科だった。卒業式の時に、青山君は、仏教科で最優秀賞を。俺は、国文科で最優秀賞をいただいた。」「あの青山君の書物だよ。」あの頃は、私は、龍昌寺の方丈様からも、さまざまなことを、沢山学んだようだ。それこそ、「あすてらす」にて、曹洞宗の寺族会研修会の時に、方丈様の書かれた、「清風明月を拂う」を、希望者には、差し上げますと言われ、私も、「手を」挙げたのですが、地元の大田市の方は、頂けませんでした。そこで、その様子を見ていた方丈様は、後から、私の所へ、わざわざ届けてくださったことがあった。お陰様で、その「掛軸」は、昨年には、石見銀山の大森にて、「もみじのお茶会」で、使わせてもらい、披露することができた。うふふ。そうしてみると、人生って、沢山のご縁で繋がっているのだなぁと、これは、とても有難いことなんだなぁと、しみじみ感じます。
そうなんです。本日も、私の尊敬する先生にお会いできると思うと、心がウキウキドキドキと、高鳴る自分がいることに、幸せを感じています。そして、今日の講演の演題も、素敵です。「たった一度の人生をどう生きるか~勅題「光」によせて~」なのです。