お早うございます。

2021/05/12

うふふ。私もこの年を迎えたから見えてくるものがあるのでしょうね。この前のことです。ふぁみりーワークに行ったときに、松原泰道さんの生前中の、小さな冊子が出てきました。「のほほ~んと、一日一仏」です。その後ろに、見事なサインも書いてありました。え !! 松原泰道さまかな。まさか。よく見ると、どうも、この本を求めた人のサインのようでした。

松原泰道(まつばらたいどう)1907年(明治40年)生まれで、2009年(平成21年)逝去です。だから、この冊子は、2007年ですので、まだ生存しておられたのです。仏像を描いておられるのが、武田仁です。その仏画の中に、私の大好きな、弥勒菩薩半跏像が在ったのです。

今の現代人。目に見える物だけ見て、「値打ち」を決めているようで、なんか浅い人間が多くなったなぁと感じています。ちょっと、日本人としては、悲しい事ですね。そして、この年を迎えるまでに、「損得勘定」のソロバンを出して来て、いつも、「損」か「得」かと、言って判断する人がいましたね。そんな人を見ると、「やれやれ。日本人も没落だなぁ」と、思っていましたね。そして、プロセスはどうでもいいから、結果が良ければいいと言う人も出てきましたね。私は、これにも、抗いましたね。結果より、プロセス、過程を大切にしてきましたね。合理化、合理化と、大切にしなければいけないものまで、捨ててきたかもしれませんね。

しかし、私は、大田市の石見銀山が世界遺産に登録された頃から、私は、目が醒めて来たようです。と言うのは、外国の世界遺産は、大きくて、目立ち、何しろ、古代遺跡ばかりです。バーミヤン渓谷の古代遺跡群などは、まさに、目に見える物に「値打ち」を付けたと言えます。 それに、比べ、石見銀山が世界遺産に登録と。一度はユネスコから却下で、延期になった。そして、再度申請に。

見事に、やっと登録となった。石見銀山歌留多の中にある、「我が町の 目には見えない 宝物」だったのだ。日本人には、目に見えないものこそ、値打ちがあることを、先人達は知っていたのです。江戸時代の手習いの「いろは歌」も、そうでしたね。

私は、この頃、我が国は世界で一番長い歴史をもつ、歴代天皇は、皇位継承が神武天皇から、今上(きんじょう)天皇が第126代の天皇を有する我が国は、誇り高きお国なのである。 しかし、何故か、我が国は、その誇り高きお国柄なのに、誇りの持てない日本人があまた多く存在する。それは、何故なのか、私は不思議でたまらない。 何が邪魔しているのだろうか。何におびえているのだろうか。 私は、このコロナ禍で、「日本人気質」を取り戻すチャンスが来ているような気がしてならない。