2019/11/12
うふふ。「赤富士」ならぬ「赤三瓶」です。三瓶山全体が紅葉していますので、朝陽が当たると、東側は、赤く染まって、それはそれは美しいです。私は、毎日、その三瓶山を拝するのことを、日課としていますので、日々の移り変わりが、とても新鮮で、「あぁ。今日も、この命をいただいたなぁ。」と、感謝から出発しています。
そして、実は、我が家は、お寺ですので、11月12日は、毎年、宗祖忌法要を年中行事としていました。しかし、方丈の病気療養もあり、今回は、取りやめとしたところです。だから、いつもは、その準備で、てんやわんやしていました。私は、「お斎」の準備で、「けんちん汁」の具を何にしようかと、思っていましたね。どうも、長年のことですから、身についていたようで、何か「手もち無たさ」で、変な感じなのですよ。だから、今朝も、「内仏さま」に、「宗祖忌法要は、とりやめましたからね。お許しを。」と、断りを入れて、線香を焚きました。それにしても、「いいお天気」です。そうなんです。我が家の、法要は、いつも、いいお天気だったのです。 今日は、久しぶりに、Mさんが顔を出してくれました。 私の「亀の子のつぶやき」を読んで、帚木蓬生さんの「閉鎖病棟」の本を持ってきてくれました。実は、この「本」の発行は、1997年5月1日発行なのです。そうです、22年前に既に発行されていたものなのです。【とある精神科病棟。重い過去を引きずり、家族や世間から疎まれ遠ざけられながらも、明るく生きようとする患者たち。その日常を破ったのは、ある殺人事件だった・・・。彼を犯行へと駆り立てたものは何か? その理由を知る者たちはーー。現役精神科医の作者が、病院の内部を患者の視点から描く。淡々としつつ優しさに溢れる語り口、感涙を誘う結末が、絶賛を浴びた。山本周五郎受賞作。『その優しさを、あなたは咎(とが)めますか ?』
私は、「本」大好き人間ですので、嬉しい限りです。でも、Mさんに、「貴女も読みたいのでないの。」と、聞くと、「私は、もう、3回も読んだから、大丈夫です。読んでくださいね。」と、渡してくれました。
私は、こうして、同じ「本」を読んだりして、共に、共感できることを、話し合えることは、本当に素敵なことだなぁと、思っていますので、人生っていいものだなぁ。って、感じますね。うふふ。これが、「豊かな出会い」って、言うのでしょうね。
あっ。そうそう。広島のそごう広島店で、「遊びをせんとや生まれけむ展」樹木希林 (完全版)を、やっているよと、当亀の子のスタッフにお話をしていました。すると、亀の子のスタッフが、「施設長に聞いていましたので、最終の10日に行って来ました」と、報告してくれました。「もう、感激して、涙。涙 でした。」「ありがとうございました。」書物も買ってきました。
私は、もう、嬉しくて、またまた、「豊かな出会い」をしているなぁと、実感したところです。