2019/10/09
「なにごとの おわしますかは しらねども かたじけなさに 涙こぼれる 」この歌は、西行法師が伊勢神宮に参拝したときの歌です。私たち日本人は、日本人の精神性を、ちゃんとDNAに刷り込まれています。本当に不思議だなぁと、感じます。2年前の事なのですが、靖国神社にお参りした時の事なのですが、浅草から地下鉄に乗って、乗り換えながら行きました。行くときには、いいお天気だったのですが、九段下駅に着いた途端、大雨が降りだしたのです。私は、初めてだったのですが、亭主の理事長は、何度かお参りしていたようです。私は、ひらめきました。戦死した父親の号泣だったような気がしました。そして、大きな大木の銀杏並木には、もう、びっくりするほどの「おっぱい」がぶら下がっています。私は、あぁ。この国をお守りいただいた英霊に対して、大いなる感謝が溢れて、とても厳粛な気持ちになり、ご先祖様と繋がっているこの命に、合掌することができた。となると、「なにごとの おわしますかは しらねども かたじけなさに 涙こぼれる 」と、重なった。こんな気持ちになったのは、実は、イタリアのベネチアの水の都に行った時にもなった。運河なので、橋が架かっている。橋のたもとには、「マリア様」が安置してある。そして、あっちこっちの教会からは、一斉に鐘が鳴る。なんか、とても、荘厳な気持ちになり、あぁ。守護霊のように、人間様は守られているなぁと、有難いなぁと、感じた事がありました。