2019/08/20
鉄腕アトムは、手塚治虫作でしたね。「空をこえて ラララ 星のかなた 行くぞアトム ジェットのかぎり 心やさしいラララ
科学の子 十万馬力 鉄腕アトム ♪ 」1963年(昭和38)テレビにアニメ版の放送開始でした。私も、子供たちを育てる頃は、この「鉄腕アトム」の歌を子供たちと歌っていましたね。正義のスーパーロボット、科学万能、明るい未来社会。。。
1977年、アトムをめぐって手塚治虫が感じていた世間との溝を象徴するかのような出来事が起きる。原子力発電のPRに使われた。手塚は、原子力発電のPRにまで利用されたヒーローに、ある悲しみを感じていたという。手塚治虫の長女るみ子さんは、東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の後に、こう語った。「幸福のためにあるはずの科学技術が、人のエゴや欲でゆがめられてしまう。アトムはいつも、そのはざまで悩んでいるんです。」なんと、歌詞は、手塚治虫氏が詩人の谷川俊太郎氏に依頼したのです。
そして、今日のニュースは、黒田征太郎、80歳(イラストレーター)「18歳のアトム」の漫画がデビューです。絵本になっています。
そのストーリーがとても意味深なのです。「手塚治虫の鉄腕アトムから18歳のアトムへ」スーパーロボットだった鉄腕アトムが倒れてしまいます。もう、何をすることもできません。すると、道端に咲く、野の花が、一生懸命咲き誇っています。それを見た、アトムは、もう一度生きようと、もがきます。そして、今度はロボットではなく、人間として、生まれ変わりました。そして、18歳の人間アトムとして、生きようとします。地球と人間のために戦ってきたアトムは、どう生きようとするのでしょうか。現代の18歳は、どういきるのでしょうか。と、問いかけています。
ほんと、令和になって、私も、とても気になっている日本の行く末です。国民一人一人が考える時が来ましたね。他人事でなく、自分のこととして、考える時代の到来ですね。