2019/05/23
出雲中央クリニック🏥に来ています。緑の木々の中の待合室にいます。連れ合いの腸の内視鏡検査のお供に来ました。私は付き添いの人ですので、癒しの音楽が流れるいい雰囲気の中で、先ず待合室で気になる本を見ます。最初に気になった本は、「フランスの庭、緑、暮らし」松田行弘でした。フランスの家庭のお庭の写真が載っています。国によって文化や価値観は違いますが、人が気持ちよく毎日を過ごすために大切なものはどこの国も共通しますね。フランスの人達も、暮らしを美しく演出したり、居心地を良くするために、お庭を作って楽しんでいます。お庭のないアパルトマンでも、ラフな感覚で、植物が存在ています。どのページをめくっても、とてもいい感じです。この前にも、ここのクリニックで、「赤毛のアン」を読みましたよ。うふふ。思い出しました。ゆっくりと過ごそうと、我が家からも読みたい本を持って来たのですよ。ここのクリニックに入る前にローソンのコンビニに寄ってお茶を求めたついでに、とうとう「本」も求めました。「揺るがない心」をつくる101の名言、植西聡です。オホホ。クセが出ましたね。まぁ❗️程々に!なんてね。さて、「本」を読む前に、法要の時に、お花を生けました。毎年のことなのですが、何を活けようかなと、思案するのも、実は私の愉しみなのです。この初夏の頃に、裏山に、ササユリが咲きはじめます。ちご百合、なるこ百合も咲きます。そして、山法師の花も咲きます。庭先には、紫のテッセンも咲きます。その花たちが、一斉に、「私を活けてね」と、アピールしてきます。私は、「皆んな、ようこそ、間に合ったわね❗️」と、声をかけます。一番メインの床には、お釈迦さまの誕生仏の掛け軸が飾れています。「天上天下唯我独尊」の姿のお釈迦さまです。大振りな丸い大壺に、山法師の花と爽やかなモミジの木を活けて、ピンク色の芍薬の花を活けて、その横に真っ白なカラーの花を活けます。とても、素敵になりました。次に玄関の敷台には、爽やかな5月を演出して、透明なクリスタルの中に、山法師とモミジの木と、てっぽう百合を生けました。御斎のお床には、茶花風に、竹かごにしました。青モミジと鉄線とササユリです。そして、寺院だまりにも、茶花風にしました。トイレにも、丹波のうずくまりに、コアジサイを活けました。
うふふ。毎年のことなのですが、こうして、「今を生きている」ことを、実感させてもらっています。そして、私たちは、案外とごく普通に暮らすことは、とてもシンプルな事だったのだなぁと、特別ではなく、ごく普通のことだったと、気づかせて貰いました。そして、その事がこうして、心置きなくできることは、ごく自然体だったのだと。人に褒めてもらおうとか、これだけはしなければならないとか、その昔言っていた、Binqではなく、Doingである事が、今頃、しっかり実感出来るようになった。