2019/03/27
今日は朝から行事が入っています。役職会議が入り、午後からは役員人権研修そして、理事会が行われます。その合い間に、つぶやきが書けます。本当に、「時は金なり」だなぁと、つくづく実感しています。そして、貴重な時間を有意義にと心掛けています。というのは、昨日求めた、東洋思想の輝く星、中村元(はじめ)物語を、読むことが出来ました。そのページは、インドのガンガー河(ガンジス河)の夜明けのページには、問いかけから始まります。『きみは、何年生ですか? 生きていて 幸せだと感じるのは どんな時ですか? きみにとって 一番大事なことはなんでしょう。 自分のまわりの世界について不思議に思うことはありませんか? たくさん勉強したら、どうしてこの世に生まれてきたのか、 自分は大人になったら何をすれば、善いのか、 分かるのでしょうか? そういった人間にとって大事なこと、幸福とはどんなものなのか、 世界とはどういうものなのかを、人々は昔から考えてきました。 それは哲学と呼ばれたり、思想と呼ばれたりしています。 松江に生まれた中村元博士は、 東洋(インド、中国、チベット、韓国、日本など)の 思想を研究した世界的な学者です。 西洋の(ヨーロッパやアメリカなど)と東洋の思想を 比べる研究も始めました。 また、 分かりやすい言葉で本を訳したり、勉強したいと思えば、誰でも学べる場「東方学院」をつくりました。 どんなことがあっても、 あきらめないで、研究を続けている内に、いつの間にか、世界を回って活躍する学者になっていました。それでは、中村博士の事を紹介しましょう。慈しみ 元は「ブッタのことば」の中で、慈しみ(慈悲)の言葉が一番好きでした。
慈しみ 一切の生きとし生けるものは、幸福であれ、安穏であれ、安楽であれ。
一切の生きとし生けるものは、幸せであれ。 何びとも他人を欺(あざむ)いてはならない。
たといどこにあっても他人を軽んじてはならない。
互いに他人に苦痛を与えることを望んではならない。
この慈しみの心づかいを、しっかりとたもて。 中村元訳です。