立春です。

2019/02/04

イタリア帰りの小島さんが来られました。何と、自火式エスプレッソメーカーを持って来られました。面白いですね。日本の急須のようなものです。彼女は一人分の「マキネッタ」小型のコヒー沸かし器です。

私は、イタリアに行った時に、食後必ず、このエスプレッソを、デミタスカップで飲んでいました。それも、ブラックでいいと、言うと、このエスプレッソは、お砂糖を入れて、飲むものよ。と、言われて、苦いコーヒーにお砂糖を入れて飲んでいました。何とも、苦甘いを思い出しました。うふふ。彼女がこうして、お話に来てくれると、面白いです。というのは、ここ最近、何で、親が子どもを虐待して殺してしまったり、子どもが、おばあちゃんやお母さんを殺したりするのか、それも、ここ島根県でも、出雲市などの身近なところで、事件が起こっている何でだろうと、不思議ですと、私に語ってくれる。それは、どうしてと聞くと、イタリアでは、基本的に、一人ひとりが、とても明るくて、自分大好き人間が多い。イタリアは、今は、経済的に不景気な時代で、折角、勉強しても、働く場所がなく、外国へ行って働く人が多い。日本は、とても恵まれてお金持ちと、見られている。それなのに、親が子を殺めたり、子が親を殺めたり、どうしてなのだろう。日本人は、自分の事を自虐的にとらえているのだろうか。すると、彼女は、痛いところを指摘して、アイデンティティが確立していないのでは。自我同一性(自分が自分になっていない)自己自律の精神性が欠如しているかも。じぁ。どこに問題があるのか。すると、彼女は、新渡戸稲造の「武士道」を読んでいる。いま、拠って立つべき「日本の精神」武士道が廃れてきているのではないだろうかと。私は、折角、歴史ある日本に生まれて、素晴らしい先人達の祖先に恵まれ、今ここに生きさせて貰えている大いなる感謝の賜物であることの、自覚が足りない人々がいるのかもしれない。それは、身近には、両親だったり、親せきだったり、学校教育だったり、しているのかもしれない。いやはや、「くわばらくわばら」です。