初釜です。

2019/01/08

ほぉ!今日の初釜は、男子の男点前でしたよ。そして、昨日に引き続いて、ふるまいのお茶会でした。掛け軸は、内田さんの仕立ての、「可憐」です。表装も振袖の絵柄を利用して、表装していただいたものです。お花は、千両と蠟梅です。お饅頭は、有馬亭の利休饅頭です。うふふ。私は、すっかり日本びいきですので、点てていただくお抹茶は、格別なのですよ。いつもは、我が家では自服しますからね。(亭主が自分で点(た)てた薄茶を飲むことです。)お正月の間も、お客様には、お薄をお出しします。今年の、お正月用のお菓子は、大社の俵饅頭にしました。栗のお干菓子をつけてね。  今日はおふるまいのお茶会でしたので、大方のメンバーがご馳走になったようです。そして、お気に入りブログも拝見です。すると、凄いですね。山陰中央新報の山陰文芸欄に年間賞に載ったとのことです。いやはや、嬉しいものですね。身近な方が褒められたりすると、我が事のように嬉しいものです。

そのブログの方に、「君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪はふりつつ」と百人一首の一句を添えたのです。七草がゆの七草をお友達が摘んで持ってきてくれたとのことです。その摘んだ方は、JAグリーンに60パック販売したとのことでした。凄いね、そんな素敵なことをするお友達がいるなんて。素敵な出会いをしていますねって、返信したのですよ。案外と、嬉しいことって、広がっていくみたいですね。幸せの輪って、言うのかな。なんてね。そして、今日も、またまた、凄い先人のお話を聞くことができましたよ。

東條英機さんです。東条英機さんとは、大東亜戦争で戦争責任として、A級戦犯として、刑場の露と消えた方です。余りにも歴史上有名な人です。巣鴨の刑務所で吉川英治の「親鸞」を差し入れて貰い、読破された。その時、自己を振り返って、「有難いですなぁ。私のような人間は愚物も愚物、罪人も罪人、ひどい罪人だ。私の如きは、最も獄重悪人ですよ」と深く懺悔している。処刑の前に詠んだ歌にもその信仰告白している。

「さらばなり 有為の奥山けふ越えて 弥陀のもとに行くぞうれしき」他二句

辞世の句は4首ある。その二首に  ☆ さらばなり 苔の下にて われ待たん 大和島根に 花香るとき

☆ 今ははや 心にかかる雲もなし 心豊かに 西にぞ急ぐ

なんて、素晴らしい先人が居たのでしょう。処刑を受けられたのが、昭和23年12月23日の0時1分でした。

私たちは、戦後の教育で、正しく教えて貰ってきたのでしょうか。どうもGHQの日本占領政策で、教育においても、正しい歴史認識を学んできていなかったようです。そういえば、私の父親も戦争体験者でしたが、ただの一度も、太平洋戦争とか第二次世界大戦とは聞いていなかったなぁと、今になって思います。今こそ、日本人は、本当の歴史を知るときが来ましたね。