錦繡の秋ですね。

2018/10/29

10月28日(日)10時~16時、宗岡家(大田市大森町ー町並み地区内)にて、もみじのお茶会を開催いたしました。主催は国際ソロプチミスト大田でした。お天気に恵まれて、大田市指定史跡の大森代官所地役人遺宅の離れにて、座敷の茶室と、お庭にて、お茶会を開催出来ました。私は半東役にあたりました。お座敷でしたので、床、花、花入れを床飾りしました。そして、風炉の中置飾りにしました。私は床飾りの担当で、掛け軸は、龍昌寺方丈の禅林筆の「清風拂明月」を掛けました。お花は、季のものとして、ススキ、秋のキリンソウ、オヤマボクチ、秋丁子、秋珊瑚、照葉(もみじ)を入れました。花入れは、利休好みの桂篭を使いました。半東をさせていただきましたので、亭主に変わり、ご挨拶やお道具や掛け軸やお花の名前などをお伝えしてしていきます。受付にて、会記として、お道具類を列記した書き物を準備していましたので、とてもスムーズに流れて行きました。特に、今回は、ソロプチミスト大田の会長様のお蔵から、箱書きの名品が、出ましたので、もう、驚きでした。

お茶碗の薩摩焼も、年代物でした。茶杓も箱書きがありましたが、私たちでは、読むことが叶わず、お客人の中で、目利きの方が居られ、見ていただくことができました。驚くことに、利休の子ども道安作であることが判りました。450年前、道安作だったのです。もう、会場は、敬憚(けいたん)でした。尊敬してはばかる雰囲気が漂っていました。お菓子も、ささ井屋さんの「錦繡」(きんしゅう)錦(にしき)に刺繍(ししゅう)をした織物~美しい紅葉や花をたとえて。そのお菓子に銀粉をかけて、銀山を演出です。心行き届いたおもてなしでした。お薄のお茶の「一の白」で中村茶舗でした。お薄も、裏方さん達のチームワークが万全で、お茶碗の温もり、お薄の泡立ち加減も温かさも丁度よく、皆様から、「美味しゅうございます」と、称賛をいただきました。

お茶碗も、正客さまには、瀬戸焼の龍田川の錦のお茶碗を、次客には、先代の今田三郎の延里焼のお茶碗をだしました。後のお茶碗は、ソロプチミスト大田の会員が各自宅から50程のお茶碗を揃えて準備しました。お揃いではないのですが、それぞれ趣があって、「みんなちがっていい」がとても素敵でした。

午前の10時から開催し、午後の4時まででしたが、何と、お客様は200名も、おいでいただいようです。

私も、着物を着て、袱紗をつけて、半東をさせていただきましたので、もう、夕方には、両足がパンパンになり、自宅に着いてからは、もう何もせずに、早めに休んだところです。

そして、今朝がた起きると、お里から電話があり、母の一周忌のおつとめをするから、来てほしいと連絡が入りました。午前中は、お里に行き、母の一周忌のおつとめにあったところです。一周忌は身内だけでしようと言っていましたので、静岡の妹の分も、お勤めをさせて貰いました。その様子を、ラインで送ったところです。