お早うございます。

2018/06/27

今朝も早朝散歩から始まります。水田に、一羽のカラスより小さい鳥です。水田の稲14、5㎝でしょうか伸びています。その中で一生懸命餌を漁っているのでしょうか。私が近づくと、先ず、その鳥が立って逃げて行きました。すると、全く見えなかったのに、同じ水田から二羽の鳥が飛び立って行きました。なんだろう!と、調べてみました。ヒヨドリかもと。そして、この時期は、ダイサギ・チョウサギが水田に現れます。首だけを立てて、すくっと立っています。飛び立って行く姿は、とても雄大で素敵です。とんと昔なのですが、祖母のツルノさんが亡くなった時に、このダイサギが鶴のように見えたのですよ。そして、そして、大空に飛び立って行ったのです。あの時、ツルノさんの化身かなぁって、思っていました。そうしたら、白洲正子さんの書物を読むと、白洲次郎さんが、亡くなった時に、鶴が大空を舞っていたと、書いてありました。あぁ!そうか、人間様はどうしても、生老病死は当たり前のことなのに、擬人化してしまう。もしかして、私はその傾向が強いかもと。

そして、亀の子へ出勤です。  いよいよ、亀の子が近くになると、いつも通ってくるメンバーが歩いてきます。その彼の歩く姿が、私はとっても気になります。だから、車から降りると、彼に近づき、「お早うございます。歩いて来るんだね。いつもそんな風にゆっくりと歩いて来るんだね」彼は、「暑くてやれんです」と、慌てて中に入ります。すると、その彼は、速足で廊下を歩かれ、食堂に入って行かれました。その廊下から、今度はグループホームにいる彼が、のっそのっそとやってきました。「あら。お早うございます。暑いからのっそのっそですか。」彼のお腹がぷくっと、出ています。私は思わず、そのお腹をちょっと触ります。「あれぇ。大丈夫ですか。ジュース腹ではないですか。」「自分の体ですよ。気よ付けていますか。」「はい!お茶を飲むようにしています。」「朝食は食べましたか。」「はい!食べました。朝にジュースを飲みました。」「何のジュース?」「ピーチネクターです。」。。。。。私は、その昔、自動販売機を設置するのを、ずっとお断りしていました。というのは、統合失調症の人たちは、副作用に口渇感があり、ジュースや水を多飲する傾向がありました。だから、置くのをやめていました。しかし、彼たちは、近くの自販機に行き買ってきていましたし、私は、自販機が有っても、自分で飲む量を、制限するのだろうと、自己コントロールの練習だと思い、置くことにしました。

しかしです。なかなか難しい問題です。私は常々、自分の人生の主人公は自分です。と、メンバーにも職員にも発信しています。では、その自分を自己自立させるのには、一体どうしたらいいのでしょう。

私は、はたと困ります。今頃は、いいものが有りますので、調べてみました。降りていくブログを見つけました。そのページは、哲学カフェでした。「自立とは」いやはや、「人間様」は、面白いし摩訶不思議な存在です。