2018/06/19
日本のド真ん中での地震です。日本の何処でも起こりうる地震が、今年に入ってからでも、あっちこっちで発生しています。ここ大田でも4月9日未明に地震発生し、その対応に苦慮しているところです。当亀の子でも、大田市社協と、共にボランティア活動を開始しているところです。昨日の地震でも、大阪方面に暮らしている親族についても、お伺いメッセージが交わされています。危機管理体制がどうなのか、国民は試されているような気がしてなりません。テレビで見ている限りでは、長い列を作りながらでも、平静を保ちながら動いておられる様子を見ると、日本人って、凄いなぁ。冷静に落ち着いて行動ができる、乱れることなく静かに、暴動も起こることなく、なんて、素晴らしい民族なのかと、凄いなぁと、感心します。私はお寺の坊守として、沢山の禅語と出会いながら暮らして来ました。「一期一会」「元気」「主人公」「柔軟心」~固定観念に囚われない柔らかな心・凝り固まらずに、柔らかな心でいれば、生きやすくなる。「日々是好日」~一瞬一瞬を積み重ねて今日がある。2度と来ない毎日は、すべてかけがえのない「好日」なのだ。「知足」~足りていることに気づけば幸福~あるもので「十分」だと知れば、不平不満から解放され、幸福が満ちてくる。「結果自然成」~結果は然るべくなる~結果を気にして心を乱す前に、完全燃焼したかが問題だ。「平常心是道」~ありのままの心で生きる~自分自身の体験で掴んでいく心。日々精進していれば、いざ何が起きても、自然と「いつも通りのあなた」でいられる。「無功徳」~善い行いは黙ってやる~仕事でも恋愛でも「してあげただけで終わり」と思えば、ラクで清々しい気持ちでいられる。
「水急不月流」(みずきゅうにしてつきをながさず)~周りに流されず自分を持つ~ブレない軸を持てば、周りに左右されることなく、自分らしい人生を歩んでいける。「明珠在掌」(みょうじゅたなごころにあり)~宝は、自分の手の中にある~既に手にしている大事なものに気づき、それを磨いて使えば、本当の宝になる。「和敬清寂」~相手を敬い、個性を認める~渦巻く一時の感情...それがすべてだと勘違いしないよう、心の静けさをもって相手を見直しましょう。「非思量」(ひしりょう)~身と息を整えば心が整う~まず、「身なりを整える」「真っ直ぐに座る」「息を整える」すると自然に「心」も整う。
先人達の言葉や知恵には、何百年も生き続ける計り知れない底力がある。禅語もその一つです。お陰様で、素晴らしい禅語にあふれる中で生活させて貰えていることに感謝感謝なのですよ。そうすれば、明るい未来が開けてくるような予感がしてきます。