2018/04/15
ご近所さんの不幸があり、諸行無常を感じています。生者必滅会者定離。「いろは歌」は見事に諸行無常の人生観を謳っています。
『いろはに ほへど ちりぬるを わがよたれぞ つねならむ うゑのおくやま けふこえて あさきゆめみじ ゑひもせず』
「さくらの花は、今を 盛りに咲き出しているが、やがて散ってしまう。それと同じで、この世に誰がつねに変わらずありつづける者があろうか。この有為の奥山を今日こそのり越えて、彼方の理想の世界に行こう。そこではもはや浅はかな夢を見ることもなく、酔いしれることもない」諸行無常の理(ことわ)りを知ることで自分の命と真剣に向き合うことができます。「この世の中」の中で自分の命を如何に、大切にするかは、本人次第なのです。
でもね。あんまり家庭や、学校や、世間で、「説教」されすぎると、自己肯定感が欠如するらしいです。目的意識も持てない。自分が何をしたいのか分からない。だから、自己決定ができない。いやはや、いつも、心してないと、流されてしまいます。用心用心ご用心です。
「ねばならない」と、自分を枠にはめないようにしないと、柔軟な豊かな心は、育ちませんね。豊かな心が育つということは、自分の一番根っこの命を、大切にすることから始まります。だからと言って、「ワガママ」の自己中とは、違うよね。
幸福は、正しい信念のもとにこそ現れる、人の本当の価値は、最も美しい心は「私心のない心」なのです。。
合掌の意味〜合掌する姿というのは、人間の姿勢の中で一番美しい。合掌しながら嘘はつけない、合掌しながら人は殺せない、合掌しながらお酒は飲めない。私達は、この世に生まれた瞬間、死に向かって歩いているんです。だから老いるのも自然なことです。みんなが老いるのに自分だけが若々しくても、おかしい事だよね。瀬戸内寂聴さんからでした。