2月号の禅の友に

2018/02/01

菩薩半跏像(ほさつはんかぞう)が載っていました。亀の子から奈良方面に研修に行ったことがありました。法隆寺の山内の中なのですが、どうでも行きたくて、大慌てで行ってきました。法隆寺だけでも広大であるのに、同じ敷地内なのですが、迷ってしまいます。中宮寺は、聖徳太子の母の宮殿とされていますが、菩薩半跏像は、世界の三大微笑みとして、とても魅力的です。私は、そのお姿に魅了され、売店に大きなプロマイド写真があり、そのプロマイド写真を求めて帰りました。もう、嬉しくて、今は、私のお部屋に飾ってあります。人間は美しいものを見ると、心が落ち着くのですよ。我が家には三大微笑みの三つが揃っているのですよ。レオナルドダビンチの「モナリザ」も置いています。そして、もう一つは、一般にはスフィンクスということですが、私はフェルメールの「青いターバンの娘」を、飾っています。この「三大微笑み」を毎日見ていますので、うふふ。ハッピーになるのでしょうかね。本当に不思議です。菩薩半跏像は、飛鳥時代に制作され、木像なのです。総高さは、167、6センチで黒の漆に覆われた体に輝く光が細く、美しい曲線を描き、そのお姿があまりにも儚くて、つい吸い込まれていきそうになります。半跏像さまも、「弥勒菩薩」として、お釈迦さまが入滅されてから、56億7千万年後に悟りを開き私たちを救に来て下さる未来の仏さまです。うふふ。果てしない遠く未来に住む、救世主。その美しさがいつまでも心に響く仏さまです。「夢のイストワール展」から帰ってきた、「ふむふむ地蔵」さま達。昨日も「ふむふむ地蔵」のバックを飾って貰った、土井さんに、お礼を伝えることが出来ました。すると「施設長さん!私にふむふむ地蔵さんをいただきたいですが。」と、私は「あぁ!本当だ。ちょうど東京からふむふむ地蔵様が帰って来ているから。差し上げますよ。」と、差し上げることが出来ました。私は、この時に、「そうだ!職員たちにも、このふむふむ地蔵さまを貰ってもらおう。」と、工房、ふぁみりーわーく、遊亀館の職員にも差し上げたところです。嬉しいですね。こうして、何時でも、させてもらえる側に立たせてもらえるなんて、有り難いことです。年を重ねてきて、先代の方達の教えを今に生かさせてもらえるなんて、なんて素敵なことでしょう。