人生は小説より奇なり~一人ひとりが綺羅星です。

2018/01/30

私は先般の「夢のイストワール展」で1月23日(火)に、午後3時過ぎまで、受付のお手伝いをしました。その時にとても気になる物を見つけました。それは、ぐし縫いした真っ赤な小石でした。本のページの重しにしてありました。私は思わず、それを握りしめ、主催者の方に、これを見つけたのだけど、持って帰ってもいいかしら?と、すると、その方は、「あぁ!それは、彼女の本の重しですよ。」と言って、元の場所に戻されました。それでも、私は「一目惚れ」してしまい、とうとうポケットに忍ばせて持って帰りました。亀の子に帰った私は、その持ち主にお手紙をしたためました。その持ち主の方のコメントと、私のコメントがピッタリ繋がったのです。その方のコメントは、無心に、ぐし縫いしている時間が大好きです。高祖母、曾祖母、祖母、そして、母の遺伝子を受け継いだようです。そして、私のは、中世の昔、大航海時代の一翼を担った石見銀山の積出港の温泉津町で、地元の土をこねて、現代風にアレンジしました。「ふむふむ地蔵」と名付け、命の根っこは古代からつながっていることを伝えたい。とあります。赤い糸につながっていたことをお手紙に認めました。先ずは、出だしには、「ごめんなさい」としました。すると、今日のことです。その方から「手作り絵本~SMILE」の本が届きました。そして、お手紙には、制作の合間に思いつき初めて作ったものです。光栄ですって、書いてありました。私は、とっても嬉しくて、あぁ!やっぱり、赤い糸は不思議なつながりがあるのだなぁと、感動したところです。

実は、「赤い糸」のご縁は、何度か体験しています。先ずは、私がお嫁に行く前のことなのですが、母親の実家の家でのことなのですが、私のお祖母ちゃんの家でのことです。叔父のお嫁さんの伯母さまが来られていました。その伯母さまは、庵主で尼さんでした。その尼さんは、私に「貴女は赤い糸で結ばれているね」って、言われました。私はその時は何のことか理解できずにいました。お嫁に行った先はお寺でしたので、お寺で法要があるたびに、その伯母さまである尼さまが来られました。私はその尼さまに、様々なことを教わりました。

今思えば、赤い糸に導かれていたのかなぁって思います。

そして、こうして、東京に来ているのも、この「夢のイストワール展」の主催者の「祈りの糸」の絵が書いてある絵ハガキに、「この絵、登美子さんみたい。。」と、私に送ってきました。平成15年頃のことでしょうか。

この時は、神の手が差し伸べられた思いがしました。余りにも崇高な思いがしましたので、直ぐに、その主催者の方に連絡し、今は私の部屋にその「祈りの糸」は、飾ってあります。

そして、不思議な赤い糸は続きます。私の親友である友は、その主催者の展示会に行き、古い木に描いた「祈りの糸」を求めたと。すると、その主催者の方が「これは、森山さんの絵と一緒です。不思議です。」類は友を呼ぶのでしょうか。彼女の家にお邪魔すると、不思議なご縁に浸ることが出来ます。

そして、今回も赤い糸に惹かれてしまいました。