インフルエンザが、ここ亀の子でも流行っています。

2018/01/29

職員もお休みをしています。メンバーも何人かお休みしています。朝礼に於いても、注意事項を皆にお知らせです。

こまめな手洗いとうがいをしましょう。マスクをしましょう。ウイルスを吸い込むのを防ぐだけでなく、のどや鼻の粘膜を冷えや乾燥から守ってくれます。空気も変えていきましょう。と、

だから、職員もメンバーもマスクを着用して作業についています。

実は、私も東京に出かけた時は、電車の中でも、ずっとマスクを着用していました。あの大雪の日に、高尾山へ登山をしたのです。私の友達は山ガールでしたので、前日から、私にメールをくれて、雨や雪が降るので、今回の登山は中止しましょうと、連絡が入っていました。私は、素人なのですが、大丈夫です、ちゃんと雨が降ってもいいように、防寒対策をしていきますから、10時に高尾山口で待ち合わせしましょう。と、強引でした。私は当日、9時半に高尾山口駅に到着しました。電車には私一人乗っていました。駅を降りると、氷雨雪が降っています。底冷えします。私は、この時に気づきました。「あぁ!やっぱり山ガールの判断に合わせるべきだった。」「今日は、ここまで来ただけでもいい、彼女が来たら、謝ろう。直ぐに帰ろうと、」すると、彼女がちょうど10時に来ました。早速に、彼女に謝ろうと、事情をお話しました。彼女は、「あら!折角来たのだから登るよ。但し、この状況では、下からでは無理だから、ケーブルカーの往復券を使って、4号路の吊り橋コースで行くわよ。と、雪が降り始めましたので、リックに雨除けをかぶせます。そして、ケーブルカーに乗ります。それでも、団体のお客さんが乗られました。高齢な方達ばかりです。「まぁ!お元気ですね。何処から来られましたか。神奈川から来ましたよ。」「私は島根県からです。」「ほぉ!私の生まれは山口県だでな。」どうも下りられてから、天狗の薬王院に参拝されたようです。4号路の吊り橋コースを行きます。雪が降りだし私たちの行く手は新雪で真っ白です。その真っ白な道を、二人の足跡のみがつきます。思わず私は興奮します。「わぁ!私たちの足跡のみよ」「すごい!」と、子どものようにはしゃぎます。吊り橋を渡り、頂上を目指します。そして、気づきます。マスクを外して、ここにはインフルエンザのウイルスないよね。とっても、美味しい空気が清々しいです。とうとう頂上です。中学生の生徒さんが3人が雪だるまを作っています。マイナス2度で~す。と、「まぁ!こんなことはめったにないよね。よく来たね」と、労います。お腹満たした方がいいかもね。と、下の売店で買ってきたあんパンを頬張ります。そして、山頂の看板の前で写真です。山小屋のおばさまに写してもらいます。その叔母さまは、雪が降ってきたから、早めに下りてくださいね。と、女坂を通って、薬王院に行き、お賽銭をそしてお守りを買います。すると、売店のお姉さんも、ケーブルカーが止まるかもしれませんので、早く折りてくださいと、ケーブルカーの駅に到着すると、ほんの今さっき行ったばかりです。雪はどんどん降ります。仕方なく狭い軒先で待機です。女性たち二人がやってきました。「どこから来られましたか?」「はい!私たちは東京の高尾山に登ろうと、鹿児島県、宮崎県から来ました。」「あら、私と一緒ね。私も島根県から来たのでどうでも登りたかったの」「今日しかないものね。」

やっと、ケーブルカーがやってきました。大雪を振り払って、ケースワーカーの一番前の席に陣取ります。

凄いです。雪景色の中をケーブルカーが下ります。急勾配ですので、より面白い。

高尾山口駅へ、電車に乗ります。リュックにかけていた雨除けカバーを外します。私は雨がっばを脱ぎます。そして、私は山ガールの彼女に、この大変な天候の中、強硬に登山に付き合ってくれたその彼女に、お礼をしたい衝動にかられた。そこで、閃いたのが、私が着ていた雨合羽を彼女にプレゼントすることだった。彼女は、驚いて最初は拒否していたが、私がどうでもと勧めると、それではといただいてくれた。私は、何よりも嬉しい気持ちになれた。こんなに嬉しい気持ちになれることは、滅多にないことなのだ。私自身がとても豊かな気持ちになれた。心の贅沢というのだろうか。金美齢さんの文庫本に「人生経験豊かな老人は物事の判断を謝らない」なんて、書いてあったが、本当だなぁと思います。年をとったいまこそ、次代につながる「恩返し」をしていきたいなぁと、思っています。