2017/10/04
もう!びっくりです。オペラ石見銀山の東京公演のパンフレットが私の元に届きました。その表紙は、名場面でした。孫右衛門が殺され、悲しみ果てたお高は怨恨を抱きつつ自ら命を絶つ、孫右衛門と折り重なり、その背後に龍蛇の赤い鬼が控えているのです。そのお高の怨念が、スッと龍蛇に吸い取られていくようで、私はあの場面は感動したところでした。人間の恨みつらみは、肉眼では見えないのに、あの場面では、見えてしまう。「あぁ!凄いなぁ!」と、思ったところでした。それが表の表紙でしたので、私の心臓は、ドキドキでした。
人間様にしかない、この感動する心って、いいものですね。心を揺さぶり心が豊かになりますものね。
修証義の第一章の中に「人身(にんしん)得(う)ること難(かた)し」とあります。人間の身に生まれてくることは、非常に得難いことです。そして、続いて「仏法値(お)うこと希なり、」とあります。その上仏法にめぐりあうことも滅多にないことです。こうして、「人に生まれた」我々は、こうして、心を豊かにすることができます。寛容なおおきな心も持つこともできます。
そして、今日は、びっくりぽん!だった。なんと、私が愛してやまない人が来ました。その方は、少しスリムになって来られました。そして、私に、「お母さんが亡くなられたとか、お悔やみ申し上げます。」と、「みんな、あっちの天国へ行ったなぁ!わしも、もうそろそろ行くけなぁ!」と、私の顔を見ると、いそいそと帰っていかれた。私は、「ありがとう!ありがとう!」と、手を振って見えなくなるまで見送った。