2017/07/31
土日は、どうやって過ごしていますか。お子さんたちがいる家族は夏休みですので、子ども達と楽しく過ごすことができますね。当亀の子のメンバー達も、年齢層が若者から高齢者までですので、それぞれですよ。19歳から80歳ですので、一人一人が、自分の人生を、まっしぐらに生きています。今日も、神戸へ研修に行っていたスタッフが、その研修会で学んだことを、朝礼で話してくれました。昨年、相模原市で起こった津久井やまゆり園の大惨事の犠牲者の仲間たちの黙祷を捧げてから、研修会が開催されたことや、そのことについて、支援者の立場は、常に上から目線ではなく、「認める」「受け入れる」「そうだね。」「大変だね。」と、寄り添えることが大切だと。当亀の子では、このことは、創立以来ずっと、続けてきたことですので、実にメンバー達は、生き生きと元気いっぱいで過ごすことが出来ています。だから、外部から来られた実習生やお客様は、誰がスタッフで、誰がメンバーか分かりませんね。と、いつも言ってもらっていた。
こうして、当亀の子のスタッフが外にて出かけていくことによって、外から、当亀の子を見た時に、きっと当亀の子の強みを発見して来るのだろう。だから、私はスタッフ達に、「井の中の蛙大海を知らず」にならないでね。と、言ってきたが、どうも正解のようであった。嬉しいですね。
私も、里の母親が、歩行ができない状態となり、介護4となりました。自宅に帰ることが出来ない為、老健に入所することになりました。市立病院の退院が28日と決まっていましたので、私は、24日の日に、その老健をインターネットで調べて、印刷して、母親に、説明することにしました。母親は、本当は家に帰りたいけど、家の事情があったり、自分も歩行ができないので、老健に入所することを納得しました。
私は、30日(日)に、その老健にお見舞いに行くことが出来ました。行ってみると、ベットの上で、正座することができていました。顔もとも良く、私があげていた老健の説明書や案内書をしっかり見ていました。「あぁ!ここは、出雲へ行く途中のキララ多岐があるところだな。あの風車の近くの墓地に、出雲の叔父と叔母のお墓があるな!いつか、足が良くなれば、連れて行ってもらえないかな。外出届を出せば行かせてもらえると思うよ」
実に、自分の居場所がきちんとわかっています。私が、余りにも感心するものだから、「だってな!お前さんに、ちゃんと説明を受けて、納得してここへ来た。自分は今、ここにいるんだ。と思えば、自分に自信が持てる。そがだろう。」私はなるほどなぁ!と、またまた関心したところでした。その時に、私は母親に「ターシャの絵本、スケッチブック」をプレゼントにもっていきました。一緒に行った娘は、「そんな本を、おばあちゃんは読まないよ」と、言っていましたが、そのターシャの絵本を見せた途端、「わぁ!凄い、私も書いてみたい」と、言い出しました。「スケッチブックと3Bの鉛筆と、色鉛筆があればなぁ!」ですって、では、今から出雲へ行って買ってくるからね。と、とうとう、買ってきて、2Bの鉛筆を削って、スケッチブックを渡しました。すると、早速に、お花の絵と、犬を書き始めました。もう、びっくりでした。うふふ。私は、こんな素敵な母親に出会えて、もう嬉しかったですね。私の行く道です。またまた、いいお手本が目の前にいます。ありがたいですね。