2017/07/19
昨日の18日に、とうとう、呼吸不全のために亡くなられた。105歳だった。今年の3月下旬に消化機能の衰えにより食べることが難しくなり、体に管を入れて栄養を取る経管栄養や胃ろうなどの延命治療を「やらない」と拒否され、数日後に退院し、自宅で診療を受けながら療養されていた。18日の朝、徐々に呼吸機能が低下して、亡くなられた。いやはや、素晴らしい医師がまた一人天国に召されて行ってしまわれた。しかしです。。日野原重明先生の意志を受け継いだ人々は、この世にたくさん出てきています。及ばずながら、この私も、その一人となりたいものです。私は「葉っぱのフレディ」を見に行ったことがあったが、日野原重明先生の自らのミュージカルを企画し脚本の原案を手掛けられたものだった。人の生と死に向き合えるミュージカルだった。こんな話があった。
「私はね。死ぬのが怖かった。いろんな本を読みあさって、死についてばかり考えていた。だがね。命というものは考えるものではなかった。感じるものなかだよ。そう、たしかに私は命を感じました。するとどうだ。死ぬのが怖くなくなってきた。いや、むしろ生きていること自体、不思議なくらい楽しく思えるようになってきた」
「死とは生き方の最後の挑戦」「最後にああ生まれてよかったと思いたい」「年をとること自体が未知の世界に一歩ずつ足を踏み入れていくこと。こんな楽しい冒険はない。」
うふふ。そう思うと、私たちも「生きててよかった。生まれてよかった」と、思い、1日1日を大切に生きて行きたいものですね。