見上げてごらん夜の星を♪小さな星の小さな光が♪み

2017/05/31

NHKの朝の連続テレビを見ています。今は「ひよっこ」が始まっていますね。丁度、戦後に育った少年少女の物語です。私の生きて来た時代のようで、不思議な気持ちになります。私は名古屋の栄養士専門学校へ行きましたので、下宿先は岐阜の叔母の家の近くでした。だから、学校へは、名鉄の赤い特急電車で岐阜駅から名古屋駅に乗り、名古屋駅からは、市営バスで学校へ通学していました。学校には、コーラス部があり、私は入部しませんでしたが、友達が入っていました。その頃の歌は、ロシア民謡が多かったようです。名古屋駅周辺には、地下街があり、歌声喫茶がありました。時々友達と行っていました。そこには、真ん中あたりにピアノがあり、皆と一緒に合唱していました。その時の歌もロシア民謡が多かったですね。そして、「見上げてごらん夜の星を」も、歌ったような気がします。喫茶店へ入り、コーヒー1杯で何時間も語り明かしたような気がします。何をお喋りしたのだろうかと思うと、「人生とは」「なんぞや」と、話していたような気がします。何とも言えない「考える人」となっていたのだろう。「若きウェルテムの悩み」ゲーテ・「赤と黒」スタンダール・「罪と罰」ドストエルスキー・「嵐が丘」エミリー.ブロンテ、「戦争と平和」トルストイ、等々読みあさり、人生!とは。。。と、ふけっていたように思う。うふふ。もしかして、あの頃の若き私は、たっぷりとある時間を、じっくりと物思いにふけっていたのだろう。そして、夢見る乙女であったような気がする。学生時代は、演劇部に所属していましたので、「星の王子」の王子さま役をしました。ここで、私は何故、王子役をしたのか、今になってわかるような気がします。

私は、この時から、大人は、数字や現実的な考え方を好み、お金に執着する人、目先の事のみに走る大人を私は敬遠していたように思う。見えないものを見ようとしないことや、自分を開放することや、独創的な考えもしない人にとても敏感だったのかもしれない。好奇心が旺盛で、独創性の豊かな、星の王子さまに似ていたのかもしれない。空想にふけり、新しい経験を求めて、青春を謳歌していたような気がする。うふふ。そうか。私には、こんな過去があったのです。面白いでしょ。うふふ。みんな一人一人、素敵な時代を生きて、今があります。

かけがえのない人生に乾杯です。