2017/01/19
今朝は、とても懐かしい人に会いに行く日でした。もう、22年も前のことです。私が33歳からケースワーカーになった時から、病院から出かけて行った労務管理事務所の田平苓子さんだった。あの当時、生活保護受給者の入院患者さんの、就労期間があることを知り、厚生年金の障害年金の受給が可能であることを知った。あの当時、世の中も、色んな事が、「よらしむらべし、知らしむべからず」「臭いものには蓋をしろ」の時代が長く続いていた。だから、新しいことや出来そうなことも、わざわざ苦労してやり遂げようなどとは、思わない、閉塞感漂う社会であった。しかし、平成に入ってからは、一気に情報量が増え、固定電話から携帯電話に移行し、パソコンの普及にて、そろばんから電子計算機となり、会計ソフトにて、自動にて入力すれば、電子でPCにて、会計も可能となってきた。どこの事業所もIT化、PC化が進んできた。この私も、原紙への鉄筆書きから始まり、タイプでの原稿、ワープロでの原稿、ノートパソコンでの記入と、インターネットと、繋がってきた。となると、この世界は、情報が氾濫している。そんな時代を迎えているのに、「よらしむべし、知らしむべからず」「臭いものには蓋をしろ」の時代は、もう過ぎ去った時代だと、知ることが大切だ。そんなことを思いながら、懐かしい田平さんにお会いすることができた。
あの当時を、お互いに思い出して、森山さんが熱心に聴いて下さり、私も年金について、あの時から勉強するようになったのよ。「貴女のおかげよ」私も病院以外の方が、当事者の為に一生懸命教えてくださったことは、本当に力をつけてきたように思いますよ。本当にたくさんの勇気と元気をいただいたような気がしています。
もう、お話に「お花」が咲いたように、次々と咲きました。そして、お土産にと、私のお気に入りの名刺入れを差し上げることができました。その名刺入れも、この度、東京国際キルトフェスティバルでキルト大賞をもらわれた柳沢時子さんが作られた作品だったのです。私も、こんなご縁があるのだなぁと、とっても嬉しくなりました。