2016/10/11
お気に入りのブログを開けると、梅鉢草が載っています。真っ白な真綿のようなつぼみもあります。真っ白な五つ花びらの真ん中は雄しべと雌しべがあります。ちょうど、梅の形の家紋のようです。菅原道真公の「東風吹かば にほいおこせよ梅の花 主なしとて 春を忘れるな」の天神さんの家紋でもある。湯島天神さんも梅の家紋でもある。曹洞宗の梅花流も、この梅花紋なのですよ。御詠歌の渓声で道元禅師さまがおよみになったこの歌が私のお気に入りです。
「峰の色 渓(たに)の響きも みなながら わが釈迦牟尼の 声と姿と」
「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪冷えて 涼しかりけり」 いずれも、道元禅師の一句なのです。
道元禅師44歳のころに詠われた一句です。1244年の頃ですので、もう、772年も、とんと昔のことです。有り難いことに、現代に於いても、こうして、詠むことがことが出来ることは、嬉しい限りです。
Copyright (C) 2014 社会福祉法人 亀の子. All Rights Reserved.