2016/06/30
しっとりと緑の木々が濡れ、瓦もしっとりと黒光り濡れています。こんな日は静かです。小鳥も啼かず落ち着いています。私はこんな日は目の前にある本を読みます。今日のは雑誌です。NHKの朝のテレビ番組「とと姉ちゃん」の主人公の大橋鎮子さんの雑誌です。大正9年生れです。大橋家の家長として、生涯独身で通した。花森安治という編集長と出会い、「暮らしの手帳」の書物を戦後から作り続けた。今もその「暮らしの手帳」の書物は、引き継がれて出版されている。興味深いのは、私の父や母の年代の方である方で、あの戦争を体験されていて、あの年代を通して、今の我々が存在し、どう暮らそうとしているのかが自分のこととして、見えてくることがとても面白い。花森安治という天才編集長さんも、奥様が松江市の方という、島根と言うとても身近さを感じ興味をそそる。特に私は、子ども達を育てる頃は、この「暮らしの手帳」をずっと読んできた。そして、「すてきなあなたに」と言う、ハードカバーの本も持っている。大橋鎮子さんの短いエッセィ集なのですが、なんとも爽やかな生きざまが素敵だなぁと、楽しく読んでいましたね。もしかして、私も、日々の出来事がとても新鮮に思えるのも、「暮らしの手帳」や「すてきなあなたに」の書物の影響もあるかもしれませんね。などなど、思いながらいると、時間はあっという間です。そして、身支度して、朝食をとり、亀の子へ出勤です。うふふ。もう、本日も6月30日で、最終の日です。職員から、小口現金閉め切りますのでよろしくお願いしますと、通達があります。さぁ!有終の美を飾りましょう。