お早うございます。

2016/06/07

早朝散歩です。やっぱり朝の空気は美味しいですね。朝から出会う人には、「お早うございます」と、声をかけます。今年に入ってから、この散歩道の人達が、四人もお浄土に旅立たれました。だから、お墓にご挨拶しながら、散歩するようになりました。馬頭地蔵さんも角々に立っておられます。そして、本日は、直接に、川合の浄光寺に向かいます。10時から禅林道親大和尚の葬儀に列席です。少し早めに行き、川合小学校のグランドに置くことができました。ちょうど、同じ組寺の奥さんとも一緒になり、遺弟の方丈様と、奥様にもご挨拶ができました。我が家の方丈様は、今日は、葬儀の司会進行役でした。息子は、配役が当たり、侍者を務めておりました。お寺の自坊で執り行われますので、葬儀会館とは違って、本物の葬儀ですので、厳粛な雰囲気があり、窓の外の、緑の寺庭が映り、自然界の中で、天地宇宙の真理が伝わるようで感激でした。祭壇の正面の遺影がふくよかな満面の笑顔が方丈様そのものの面影でした。正面の右側の大柱に真っ白い畳1畳の中に遺偈が書いてあります。素晴らしいのびのびした筆使いがその偈を引き立たせています。「遊戯六道 楽空華行 不持不遺 今辞此郷」司会進行の夫の方丈様は、この遺偈をきちんと説明してくれます。私は、「わぁ!凄いなぁ。平清盛の子守唄が過ります。何も持たず、何も残さず、六道の世界を遊び戯れ、我が一生を楽しく華々しく悠々と遊ぶことができた。今この現世の郷を去るよ。さらばじゃ。」なんと、素晴らしい方丈様の境涯を、天晴れに思いました。私の心まで、清風拂明月の心境でした。それも、私の尊敬する先輩二人ともご一緒になり声をかけさせていただいたところでした。