2016/03/15
うふふ。もう5年前でしたでしょうか。奈良の法隆寺の夢殿の救世観音(東洋の微笑)のプロマイドを求め、我が家に飾っている。
「モナリザの微笑」も台所に飾っていた。微笑が好きなのだろう。実は鬼の顔も好きなのである。特に、鬼瓦には興味深々だ。
微笑は、禅語にも「粘華微笑」とあるが、これがまた意味が深い。お釈迦さまがある説法の最中に、1輪の花を差し出した。居並ぶ弟子の中でたった一人、微笑をもってその行為に応えた者があった。釈迦はその者だけにすべての真実を伝えたという。摩訶迦葉(釈迦十大弟子の一人) 昨日のことであるが、竣工式で三島亜希子理事長ご挨拶の時に、私が微笑んで亜希子さんを見ていたので、その微笑で、しっかり述べることが出来たと、私に話してくれていた。私はその時に、恐れ多くも、「粘華微笑」が過った。
篠田桃紅さんの本「103歳になってわかったこと人生は一人でも面白い」の中に、この法隆寺の夢殿の救世観音を詠んだ歌が載っていた。歌人は會津八一(明治14年~昭和31年) 『天土(あまつち)に われ一人いて 立つごとき この寂しさを 君は微笑む』
さてさて、今日も面白きことが舞い込んだ。お楽しみにです。
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