亀の子の理事をしていただいた方の葬儀に行ってきました。

2016/02/23

社会福祉法人亀の子の理事を長年に渡って、やっていただいた方でした。当亀の子に於いては、設立当初の大変な時期にも、随分と尽力いただいた方でした。と言うのが、設立当初は、補助金事業でしたので、年度末決算は、ゼロ決算をしなければならず、新年度に入った4月・5月・6月の事業の運転資金が無くて、借入が発生し、何のための事業なのか全く矛盾していた時期がありましたが、その大変な時期に理事さん方の預貯金を担保にしての運転資金を調達したことがありました。その大変な時期に、率先して「力」を下さった理事さんでした。お寺さんでもありましたので、全国の曹洞宗の宗会議員をなさり、副議長の任にも就かれていました。そして、その宗会議員時代に曹洞宗社会福祉連盟会の中に、社会福祉事業への低利息の資金借り入れがあることを教えていただき、その借入に、尽力いただきました。当法人の駐車場の整備資金として、借り入れを起こしたところです。そして、今まで、様々な事業を立ち上げて来られたのも、理事会に於いて、とても熱心に、障がい者福祉事業に力を注いでくださったことでした。その理事の方丈様の葬儀に於いても、方丈様の遺偈も素晴らしいものでした。『無為無功 八十年 今日遷化 自若担然』 (なにも為さず何も功績がなく、八十年の生涯だった、本日只今亡くなります、自由であるがままに生きられたことだ。)いやはや、あっ晴れな生きざまであったと、合掌でした。